【2026年最新!初心者でもわかるテイスティングコメントの選び方】ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策〜淡い白ワイン編〜

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【2026年最新!初心者でもわかるテイスティングコメントの選び方】ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策〜淡い白ワイン編〜

はじめに|2025年度版の選択用紙で「淡い白ワイン」を完全攻略

こんにちは、ソムリエのズイさんです。

この記事は、2026年度のソムリエ・ワインエキスパート二次試験を受ける方に向けて、出題確率がいちばん高いと言ってもいい「淡い白ワイン」のコメント選びを、最新版の用語選択用紙に対応した形で完全攻略するためのものです。

協会の選択肢は毎年こっそりバージョンアップされていて、古いままの情報で練習すると本番で「あれ、その用語ない…」と固まりがち。

そこで、この記事は

2025年度の白ワイン用語選択用紙

2025年度の協会公式解答(甲州モデル

を一次ソースに、2026年度受験生が「これだけ覚えれば合格圏」というラインだけに絞って解説します。

順番は、外観 → 香り → 味わい → 評価/温度/グラス/年/産地/品種、そして「アルコール度数と酸味は反比例」という超重要ルールを挟んで、最後に2025年度の協会公式解答で答え合わせします。

ズイさん
ズイさん

考え方を徹底解説!

淡い白ワインとは|どの品種を「同じグループ」と捉えるか

そもそも試験で言う「淡い白ワイン」って何?というところから整理します。試験対策として超大事なのは、品種特徴香で当てにいかず、まず「同じグループ」のワインに共通するコメントを当てること。淡い白ワインは大きく次の2系統で覚えると、コメント選びがブレません。

淡い色調で似ている代表的な品種

Screenshot
  • スッキリ辛口系(ニュートラル寄り):甲州/ミュスカデ/シャブリ(シャルドネ)/ピノ・グリージョ/グリューナー・ヴェルトリーナー/フランス・ロワール(サンセール)のソーヴィニヨン・ブラン
  • エレガント系(アロマティック寄り):リースリング(ドイツ/フランス・アルザス)/ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン/ゲヴュルツトラミネール/トロンテス

コメント選びでは、まず「淡いか濃いか」を判断 → そのあとで「スッキリ辛口系か、エレガント系か」をざっくり分けます。この2段階だけで、テッパンコメントの大半が機械的に決まります。

ズイさん
ズイさん

「品種を当てる試験」じゃなくて「同じ系統のコメントが選べる人を選ぶ試験」だから、まずは仲間分けに集中。これはもう、本当に大事。

品種特徴香がこの試験で重要ではない理由

品種特徴香が試験で重要でない理由

分類したワインのコメントは品種はちがえど似たようなコメントになる

どの品種に転んでも正解になるコメントが存在する

あえて品種特徴香を選択するのはバクチ的選択(その品種でない場合不正解になる)

品種特徴香より同じ系統のワインのコメントを選択することが重要

これをコメント正解率に当てはめれば次の表のようになります

品種特徴香を選択して品種が正解だった場合正解
品種特徴香を選択して品種が不正解だった場合不正解
品種が不正解でもコメントが正解の場合品種問わず正解

つまり、

品種特徴香より同じ系統のワインのコメントを選択することが重要

ズイさん
ズイさん

こっちを学習する方が絶対優先

似ている品種はコメントも似ている、を理解する

ちなみに赤ワインも同様です

ズイさん
ズイさん

この考え方は超重要です

テイスティング用語選択用紙にとにかく慣れよう

ティスティングの練習の際は、とにかく選択用紙に慣れることが大切です

練習の際、何度も何度もコメントを見ていると、コメントをある程度覚えちゃいますよね?

コメントシートに慣れて試験に臨むのと、正しいコメントシートを使わずに臨むのとでは雲泥の差が生まれます

ズイさん
ズイさん

以下に、2025年度のテイスティング用語選択用紙をPDFで用意しましたので、よかったら有効活用してください

出典元:日本ソムリエ協会データより作成

選ぶべきコメント(実践編)

ここから本番。各セクションの冒頭に、2025年度の用語選択用紙の構造そのままの早見表を置きます。そのあとで、項目ごとのテッパン推奨 → 選び方の考え方 → ズイさん補足のリズムで進めます。

外観

大分類項目(選択数)選択肢
外観清澄度(1つ)1. 澄んだ / 2. やや濁った / 3. 濁った
輝き(1つ)1. 輝きのある / 2. ややくすんだ / 3. モヤがかった
色調(2つ)1. シルバーがかった / 2. グリーンがかった / 3. レモンイエロー / 4. イエロー / 5. 黄金色がかった / 6. 黄金色 / 7. トパーズ / 8. オレンジ(グリ)を帯びた / 9. アンバー
濃淡(1つ)1. 無色に近い / 2. 淡い / 3. やや濃い / 4. 濃い / 5. 非常に濃い
粘性(1つ)1. さらっとした / 2. 適度な / 3. やや強い / 4. ねっとりとした
外観の印象(2つ)1. 若々しい / 2. 軽快な / 3. 成熟度が高い / 4. 濃縮感がある / 5. やや発展した / 6. 熟成のニュアンスが見える / 7. 熟成した / 8. 酸化が進んだ / 9. 気泡が見える / 10. 発泡性

清澄度(1つ選択)

清澄度 1 澄んだ 2 やや濁った 3 濁った

テッパン推奨コメント

1. 澄んだ

淡いか濃いか関係なく、白ワインは全部これ一択。

試験で「2. やや濁った」が正解になる白ワインはまず出ません。あいさつがわりに即決でOK。

ズイさん
ズイさん

迷ったらじゃなくて、迷わず「澄んだ」。考える時間がもったいない。

輝き(1つ選択)

輝き 1 輝きのある 2 ややくすんだ 3 モヤがかった

テッパン推奨コメント

1. 輝きのある

こちらも全白ワインで一択。清澄度とセットの「あいさつコメント」と覚えてください。

色調(2つ選択)

色調 1 シルバーがかった 2 グリーンがかった 3 レモンイエロー 4 イエロー 5 黄金色がかった 6 黄金色 7 トパーズ 8 オレンジ(グリ)を帯びた 9 アンバー

テッパン推奨コメント

2. グリーンがかった+3. レモンイエロー

淡い白ワインなら、5番(黄金色がかった)以降は問答無用で除外。

淡い系のテッパンは「2. グリーンがかった」と「3. レモンイエロー」の組み合わせ。

色調の段階で品種を決めにいかず、淡いゾーンを2つ選ぶだけにとどめるのがコツです。

補足
※ 2025年度の協会模範解答(甲州)は「3. レモンイエロー」と「8. オレンジ(グリ)を帯びた」の組み合わせでした。甲州はグリ系(薄ピンクがかった果皮)の品種なので、確信が持てた場合のみ「8. オレンジ(グリ)を帯びた」も検討候補に。普段の練習では「2+3」をテッパンで叩き込み、本番でグリのニュアンスを強く感じたときだけ「8」に切り替える、という二段構えがおすすめです。

目の前のワインの見た目に素直に向き合って、セオリーから考える

ズイさん
ズイさん

色で品種を当てにいくと外す。色は「淡いゾーンの2つ」を選んで、品種推測は香りと味わいまで持ち越し。

濃淡(1つ選択)

濃淡 1 無色に近い 2 淡い 3 やや濃い 4 濃い 5 非常に濃い

テッパン推奨コメント

2. 淡い

そもそもこの記事の主役が「淡い白ワイン」なので、ここは「2. 淡い」一択。

極端に色が薄ければ「1. 無色に近い」もアリですが、まず迷ったら「2. 淡い」を選んでおけば外しません。

粘性(1つ選択)

粘性 1 さらっとした 2 適度な 3 やや強い 4 ねっとりとした

テッパン推奨コメント

2. 適度な(迷ったらこれ)/アルコール12%以下が確信できれば1. さらっとした

粘性は唯一、外観で仮置きしておいて味わいでアルコール度数を確認してから戻ってきて最終決定する項目です。

淡い白ワインは「1. さらっとした」か「2. 適度な」のどちらか。「3. やや強い」「4. ねっとりとした」は淡い系では使いません。

迷ったら「2. 適度な」が当たり率高め。

ズイさん
ズイさん

粘性は仮置きして後回しでOK。アルコール度数を当ててから戻ってくると、ほぼ間違わない。

外観の印象(2つ選択)

外観の印象 1 若々しい 2 軽快な 3 成熟度が高い 4 濃縮感がある 5 やや発展した 6 熟成のニュアンスが見える 7 熟成した 8 酸化が進んだ 9 気泡が見える 10 発泡性

テッパン推奨コメント

1. 若々しい + 2. 軽快な

試験では基本的に若いワインしか出題されないので、「1. 若々しい」は淡い/濃いを問わずほぼ100%選択。

淡い白ワインは「2. 軽快な」とのセットがテッパンです。

「3. 成熟度が高い」「4. 濃縮感がある」はコッテリ系(濃い白)用なので除外でOK。

香り

大分類項目(選択数)選択肢
香り第一印象(2つ)1. 閉じている / 2. 控えめ / 3. 開いている / 4. フレッシュな / 5. ミネラリー / 6. 豊かな / 7. 熟度の高い / 8. 華やかな / 9. 濃縮感がある / 10. セイボリーな / 11. 複雑な / 12. 力強い
果実・花・植物(5つ)1. 柑橘類 / 2. 青リンゴ / 3. リンゴ / 4. 洋梨 / 5. 花梨 / 6. 白桃 / 7. アプリコット / 8. パイナップル / 9. マスカット / 10. パッションフルーツ / 11. バナナ / 12. マンゴー / 13. ライチ / 14. スイカズラ / 15. アカシア / 16. 白バラ / 17. キンモクセイ / 18. 柑橘類の花 / 19. 菩提樹 / 20. ミント / 21. アニス / 22. ヴェルヴェーヌ / 23. ハーブ / 24. タイム / 25. ヘーゼルナッツ / 26. フレッシュ・アーモンド
香辛料・芳香・化学物質(3つ)1. 石灰 / 2. 火打石 / 3. 貝殻 / 4. 鉱物 / 5. 海の香り / 6. パン・ドゥ・ミ / 7. トースト / 8. ジンジャーブレッド / 9. 煙・燻製 / 10. ヴァニラ / 11. シナモン / 12. 白胡椒 / 13. コリアンダーシード / 14. 丁子 / 15. 香木 / 16. 蜂蜜 / 17. 花の蜜 / 18. 乳製品 / 19. 硫黄 / 20. 麝香 / 21. ペトロール(ケロセン) / 22. ワックス / 23. 蜜蝋 / 24. フェノール
香りの印象(2つ)1. 若々しい / 2. 嫌気的な / 3. 熟成感が現れている / 4. 酸化熟成の段階にある / 5. 成熟度が高い / 6. 第1アロマが強い / 7. 第2アロマが強い / 8. ニュートラル / 9. 木樽からのニュアンス

第一印象(2つ選択)

第一印象 1 閉じている 2 控えめ 3 開いている 4 フレッシュな 5 ミネラリー 6 豊かな 7 熟度の高い 8 華やかな 9 濃縮感がある 10 セイボリーな 11 複雑な 12 力強い

テッパン推奨コメント

4. フレッシュな + もう1つは 2. 控えめ(スッキリ辛口系)/ 8. 華やかな(エレガント系)

「1. 閉じている」は基本的に試験では選ばない方が無難(実際に閉じているワインは出題されにくい)。

淡い白ワインの中でも、香りが弱めのスッキリ辛口(甲州・ミュスカデなど)なら「2. 控えめ」、香りがしっかり立つアロマティック系(リースリング・ソーヴィニヨン・ブランなど)なら「8. 華やかな」を「4. フレッシュな」と組み合わせます。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「2. 控えめ」「4. フレッシュな」の組み合わせ。スッキリ辛口系のテッパンの正解パターンとして覚えておきましょう。
ズイさん
ズイさん

香りが弱いと感じたら「閉じている」じゃなくて「控えめ」。この一語の選び方で印象が結構変わります。

果実・花・植物(約3〜5つ選択)

果実・花・植物 1 柑橘類 2 青リンゴ 3 リンゴ 4 洋梨 5 花梨 6 白桃 7 アプリコット 8 パイナップル 9 マスカット 10 パッションフルーツ 11 バナナ 12 マンゴー 13 ライチ 14 スイカズラ 15 アカシア 16 白バラ 17 キンモクセイ 18 柑橘類の花 19 菩提樹 20 ミント 21 アニス 22 ヴェルヴェーヌ 23 ハーブ 24 タイム 25 ヘーゼルナッツ 26 フレッシュ・アーモンド

テッパン推奨コメント

1. 柑橘類 3. リンゴ 4. 洋梨 15. アカシア 26. フレッシュ・アーモンド

淡い白ワインの果実は「温帯フルーツ+花+ナッツ系」の3層構造。

基本ロジックは「冷涼=柑橘・青リンゴ寄り/温暖=トロピカル寄り」。淡い白なら冷涼〜中庸ゾーンに収まるので、トロピカル系(パイナップル・マンゴー・パッションフルーツ)はほぼ除外でOK。

花の選び方は「14. スイカズラ=冷涼産地寄り、15. アカシア=温暖〜中庸産地寄り」。

日本・フランス南部・ニュージーランド北島あたりなら「15. アカシア」、ドイツ・フランス・ロワール・アルザス上流などなら「14. スイカズラ」。迷ったら産地の温度感に合わせて切り替えてください。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は1. 柑橘類/3. リンゴ/4. 洋梨/15. アカシア/26. フレッシュ・アーモンド で、テッパン推奨と完全一致。このセットは本当に強いです。
ズイさん
ズイさん

淡い白ワインで「マンゴー」「ライチ」みたいな派手なフルーツを入れにいかない。テッパンの5つから動かないだけで合格圏です。

香辛料・芳香・化学物質(2〜3つ選択)

香辛料・芳香・化学物質 1 石灰 2 火打石 3 貝殻 4 鉱物 5 海の香り 6 パン・ドゥ・ミ 7 トースト 8 ジンジャーブレッド 9 煙・燻製 10 ヴァニラ 11 シナモン 12 白胡椒 13 コリアンダーシード 14 丁子 15 香木 16 蜂蜜 17 花の蜜 18 乳製品 19 硫黄 20 麝香 21 ペトロール(ケロセン) 22 ワックス 23 蜜蝋 24 フェノール

テッパン推奨コメント

1. 石灰 3. 貝殻 4. 鉱物 から2〜3つ / アロマティック系なら 13. コリアンダーシード を1つ加える

淡い白ワインはミネラル系の香りを優先で拾うのが鉄則。

「1. 石灰」「3. 貝殻」「4. 鉱物」「5. 海の香り」あたりは淡い白の鉄板候補で、ここから取って間違いなし。

残り1つは、アロマティック系(リースリング・ソーヴィニヨン・ブラン)なら「13. コリアンダーシード」がほぼ無敵。「10. ヴァニラ」「7. トースト」は樽要素なので、樽がなさそうな淡い白では基本的に避けます。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「4. 鉱物/6. パン・ドゥ・ミ/7. トースト/11. シナモン/14. 丁子」と5つ提示。これは協会が「許容される選択肢」を多めに開示しているためで、受験時は3つに絞ればOK。淡い白ワインのテッパン3つを軸に、目の前のワインに合わせて1つ調整、というイメージで臨んでください。
ズイさん
ズイさん

淡い白=ミネラル優先。「ヴァニラ」「トースト」を入れたくなったらまず疑う。それ、本当に樽の香り?

香りの印象(2つ選択)

香りの印象 1 若々しい 2 嫌気的な 3 熟成感が現れている 4 酸化熟成の段階にある 5 成熟度が高い 6 第1アロマが強い 7 第2アロマが強い 8 ニュートラル 9 木樽からのニュアンス

テッパン推奨コメント

1. 若々しい + アロマがしっかりなら 6. 第1アロマが強い /弱ければ 8. ニュートラル

「1. 若々しい」は試験で出る白ワインに対してほぼ100%選択でOK。

残り1つは、香りがふわっと立つタイプなら「6. 第1アロマが強い」、香りがおとなしめのスッキリ辛口(甲州・ミュスカデなど)なら「8. ニュートラル」。

「6」と「8」で迷ったら「6. 第1アロマが強い」を優先しておくのが安全です。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「1. 若々しい/6. 第1アロマが強い」。スッキリ辛口でも「6」が選ばれるパターンがあるので、迷ったら「6」原則で本当にOKです。
ズイさん
ズイさん

目の前の子(ワイン)に対して素直に、そして原則に則って選ぶ。

味わい

大分類項目(選択数)選択肢
味わいアタック(1つ)1. 軽い / 2. やや軽い / 3. やや強い / 4. 強い / 5. インパクトのある
甘み(1つ)1. ドライ / 2. ソフトな / 3. まろやかな / 4. 豊かな / 5. 残糖がある
酸味(1つ)1. 爽やかな / 2. 軽やかな / 3. 直線的 / 4. 堅固な / 5. なめらかな / 6. はつらつとした / 7. 力強い
苦味(1つ)1. 控えめ / 2. 穏やかな / 3. コク(深み)を与える / 4. 旨味をともなった / 5. 強い(突出した)
バランス(2つ)1. スリムな / 2. スムーズな / 3. コンパクトな / 4. ドライな / 5. まろやかな / 6. ねっとりした / 7. ジューシーな / 8. 豊満な / 9. 厚みのある / 10. 抑制された
アルコール(1つ)1. 10.9%以下 / 2. 11.0〜11.9% / 3. 12.0〜12.9% / 4. 13.0〜13.9% / 5. 14.0%以上
余韻(1つ)1. 短い / 2. やや短い / 3. やや長い / 4. 長い

アタック(1つ選択)

アタック 1 軽い 2 やや軽い 3 やや強い 4 強い 5 インパクトのある

テッパン推奨コメント

2. やや軽い (迷ったら「やや」優先)

アタックはアルコール度数とほぼ連動。

淡い白ワインの実勢度数12〜13%なら「2. やや軽い」が中心ゾーン。ぐっと軽く感じれば「1. 軽い」、しっかり感じたら「3. やや強い」。

「5. インパクトのある」は淡い白では使いません。

判断テクニック:1と2、2と3で迷ったら必ず「やや」がついている方を選ぶ。協会解答は両方OKにしてくれるパターンが多く、「やや」の方が外し率が低いです。

甘み(1つ選択)

甘み 1 ドライ 2 ソフトな 3 まろやかな 4 豊かな 5 残糖がある

テッパン推奨コメント

1. ドライ(スッキリ辛口系)/果実味が柔らかく感じれば 2. ソフトな

淡い白ワインのスッキリ辛口系は基本「1. ドライ」。

「3. まろやかな」はアルコール13.5%以上、「4. 豊かな」はコッテリ系の濃い白用なので、淡い系では基本不正解になります。

「5. 残糖がある」が正解になる超甘口は試験ではほぼ出ません。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「2. ソフトな」。テッパンは「1. ドライ」で覚えつつ、本番で「ドライというよりは果実の柔らかさ寄りだな」と感じたら「2. ソフトな」も選択肢に持っておく、という二段構え推奨。アタックと甘みは上下のセットで揃いやすい点も意識すると外しにくいです。
ズイさん
ズイさん

「ドライ」と「ソフトな」、辛口に感じる白ワインだとどちらも正解パターンが多い。果実の優しさが立つかどうかが分岐点。

酸味(1つ選択)

酸味 1 爽やかな 2 軽やかな 3 直線的 4 堅固な 5 なめらかな 6 はつらつとした 7 力強い

テッパン推奨コメント

1. 爽やかな / 酸味が穏やかに感じれば 2. 軽やかな

酸味は舌の両側で受け取る感覚を意識して判定。

淡くエレガントだなと思ったら「1. 爽やかな」一択でほぼ外しません。

「4. 堅固な」「7. 力強い」は赤や濃いめの白用、「5. なめらかな」はマロラクティック発酵を経たコッテリ系のシャルドネ寄りです。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「2. 軽やかな」。「1. 爽やかな」と「2. 軽やかな」はどちらも正解パターンが多く、テッパンは「1. 爽やかな」、酸が控えめなときは「2. 軽やかな」と覚えておけば対応できます。

苦味(1つ選択)

苦味 1 控えめ 2 穏やかな 3 コク(深み)を与える 4 旨味をともなった 5 強い(突出した)

テッパン推奨コメント

2. 穏やかな (迷ったらこれ一択)

淡い白ワインの苦味は「2. 穏やかな」がほぼテッパン。

「1. 控えめ」と「2. 穏やかな」で迷ったら、コッテリ系の正解が「3. コク」になりがちなぶん、淡い系は相対的に「2. 穏やかな」を選ぶと整合します。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「2. 穏やかな/4. 旨味をともなった/5. 強い(突出した)」と3つ提示で、テッパンの「2. 穏やかな」を含みつつ、甲州独特のフェノリックな苦味(旨味と苦味のニュアンス)が反映されています。普通の対策では「2. 穏やかな」一択で覚え、甲州だと確信した場合のみ「4. 旨味をともなった」を上乗せ検討、というスタンスでOKです。
ズイさん
ズイさん

苦味でビビらない。淡い白なら「穏やかな」1択。これで合格圏。

バランス(2つ選択)

バランス 1 スリムな 2 スムーズな 3 コンパクトな 4 ドライな 5 まろやかな 6 ねっとりした 7 ジューシーな 8 豊満な 9 厚みのある 10 抑制された

テッパン推奨コメント

3. コンパクトな + 4. ドライな

バランスは「酸味とアルコールの組み合わせ感」のこと。試験的にはざっくり2系統で覚えればOKです。

  • エレガントペア(淡い白用)「3. コンパクトな」+「4. ドライな」
  • リッチペア(濃い白/コッテリ系用)「5. まろやかな」+「8. 豊満な」or「9. 厚みのある」

淡い白ワインはスッキリ辛口系もエレガント系もまとめてエレガントペアでカバーできるのが、合格戦略上めちゃくちゃ大事なポイント。

「6. ねっとりした」「8. 豊満な」「9. 厚みのある」を淡い系で選ぶことはまずありません。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「3. コンパクトな/5. まろやかな」の組み合わせ。「5. まろやかな」は本来リッチペア寄りの語感ですが、甲州のソフトで角のない口当たりが反映された結果と思われます。テッパンは「3+4」を軸で叩き込み、本番で口当たりがソフトすぎる場合のみ「5. まろやかな」も検討、という二段構えがおすすめ。

アルコール(1つ選択)

アルコール 1 10.9%以下 2 11.0〜11.9% 3 12.0〜12.9% 4 13.0〜13.9% 5 14.0%以上

テッパン推奨コメント

3. 12.0〜12.9%

2025年度の用語選択用紙ではアルコール表記が%レンジ方式に変わっています(旧版の「軽い/やや軽め」式ではないので注意)。

淡い白ワインの実勢度数の目安
ミュスカデ:12.0%前後 →「3. 12.0〜12.9%」
甲州:12.0〜12.5% →「3. 12.0〜12.9%」
シャブリ:12.5% →「3. 12.0〜12.9%」
NZ ソーヴィニヨン・ブラン:13.0% →「4. 13.0〜13.9%」
アルザス・リースリング:12.5〜13.0% →「3」〜「4」

結論、淡い白ワインは「3」が中心、アロマティックで度数高めなら「4」。普段からスーパーやワインショップでラベル度数を見て、0.5%幅で当てっこする習慣をつけると、本番で迷わなくなります。

※ 2025年度模範解答(甲州)は「3. 12.0〜12.9%」。テッパンと一致。

ズイさん
ズイさん

「12.5%くらいかな?」と心の中で当てる癖をつけるだけで、二次試験のアタック・甘み・粘性まで芋づる式に決まる。本当に。

余韻(1つ選択)

余韻 1 短い 2 やや短い 3 やや長い 4 長い

テッパン推奨コメント

スッキリ辛口系=2. やや短い /エレガント系(アロマティック)= 3. やや長い

「1. 短い」「4. 長い」は淡い白ワインでは基本選びません。

「やや」を必ずつけると覚えてください。

スッキリ辛口寄りなら「2. やや短い」、香りがしっかり余韻まで残るアロマティック系なら「3. やや長い」。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「2. やや短い」。スッキリ辛口系のテッパン通り。

評価/適正温度/グラス/収穫年/生産地/主なブドウ品種

大分類項目(選択数)選択肢
評価
その他
評価(1つ)1. シンプル、フレッシュ感を楽しむ / 2. 成熟度が高く、豊かな / 3. 濃縮し、力強い / 4. エレガントで、ミネラリー / 5. 滑らかで、バランスが良い / 6. ポテンシャルの高い
適正温度(1つ)1. 8度未満 / 2. 8〜10度 / 3. 11〜14度 / 4. 15〜18度 / 5. 19度以上
グラス(1つ)1. 小ぶり / 2. 中庸 / 3. 大ぶり / 4. バルーン型 / 5. チューリップ型
収穫年(1つ)1. 2020 / 2. 2021 / 3. 2022 / 4. 2023 / 5. 2024
生産地(1つ)1. アメリカ / 2. アルゼンチン / 3. イタリア / 4. オーストラリア / 5. スペイン / 6. チリ / 7. ドイツ / 8. 日本 / 9. ニュージーランド / 10. フランス
主なブドウ品種(1つ)1. アリゴテ / 2. ゲヴュルツトラミネール / 3. 甲州 / 4. シャルドネ / 5. グリューナー・ヴェルトリーナー / 6. ソーヴィニヨン・ブラン / 7. ピノ・グリ/ピノ・グリージョ / 8. トロンテス / 9. ミュスカデ / 10. リースリング

評価(1つ選択)

評価 1 シンプル、フレッシュ感を楽しむ 2 成熟度が高く、豊かな 3 濃縮し、力強い 4 エレガントで、ミネラリー 5 滑らかで、バランスが良い 6 ポテンシャルの高い

テッパン推奨コメント

1. シンプル、フレッシュ感を楽しむ

淡い白ワインはほぼこれ一択。

「2. 成熟度が高く、豊かな」はコッテリ系(濃い白)、「3. 濃縮し、力強い」は赤やデザートワイン用なので除外。

「4. エレガントで、ミネラリー」は淡くてもアロマティックで複雑性があるときだけ検討。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「1. シンプル、フレッシュ感を楽しむ」。テッパンと一致。

適正温度(1つ選択)

適正温度 1 8度未満 2 8〜10度 3 11〜14度 4 15〜18度 5 19度以上

テッパン推奨コメント

2. 8〜10度

い白ワインは冷え気味の方が美味しく感じる前提で「2. 8〜10度」がど真ん中。

「4. 15〜18度」「5. 19度以上」は赤用なので除外。

「1. 8度未満」はスパークリングや、すごくフレッシュ感重視のスッキリ辛口で正解になることがあります。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「1. 8度未満」テッパンは「2. 8〜10度」を軸で覚えつつ、甲州・ミュスカデ系の超スッキリ辛口で清涼感が前面に出るタイプは「1. 8度未満」も正解パターンとして持っておきましょう。淡い濃いの判断+スッキリ寄りかどうかでざっくり切り替えます。

グラス(1つ選択)

グラス 1 小ぶり 2 中庸 3 大ぶり 4 バルーン型 5 チューリップ型

テッパン推奨コメント

1. 小ぶり(スッキリ辛口の淡い白)/迷ったら 2. 中庸

淡い白ワインのスッキリ辛口系は「1. 小ぶり」、エレガント系で香りを集めたいタイプは「5. チューリップ型」も選択肢。

「3. 大ぶり」「4. バルーン型」は赤・コッテリ系の白用なので除外でOK。

補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「1. 小ぶり/5. チューリップ型」の2つ提示。受験は1つ選択でOK。スッキリ辛口に確信があれば「1. 小ぶり」、香りを集めたいエレガント系なら「5. チューリップ型」。迷ったら「2. 中庸」が安全策です。
ズイさん
ズイさん

グラスは深く考えすぎないで。スッキリ辛口の淡い白だなと思ったら「小ぶり」、迷ったら「中庸」。これでだいたい合います。

収穫年(1つ選択)

収穫年 1 2020 2 2021 3 2022 4 2023 5 2024

テッパン推奨コメント


旧世界(フランス・ドイツなど)=4. 2023 or 5. 2024

新世界(NZ・チリ・日本など)=5. 2024

基本ルール:北半球より南半球の国の方がヴィンテージは新しい

淡い白ワインは早飲みが基本なので、試験年の1〜2年前が中心ゾーンです。

  • 旧世界(フランス・ドイツ・イタリアなど北半球):試験年の2年前を基準に=2024(または2023)
  • 新世界(南半球:NZ・チリ・アルゼンチン・オーストラリア):試験年の1年前を基準に=2024
  • 日本(甲州):北半球扱い、収穫が秋なので前年がよく出る=2024
補足
※ 2025年度模範解答(甲州)は「2024」2026年度試験では協会が用語選択用紙を更新する可能性があり(最大ヴィンテージが「2025」まで広がるはず)、本番直前には必ず最新版の選択用紙でヴィンテージ範囲を確認してください。
ズイさん
ズイさん

練習用ワインとしては、2024(旧世界・日本)と2025(新世界)あたりを中心にスーパーやカルディで実際にラベルを見て、ヴィンテージ感覚を養うのがおすすめ。

生産地(1つ選択)

生産地 1 アメリカ 2 アルゼンチン 3 イタリア 4 オーストラリア 5 スペイン 6 チリ 7 ドイツ 8 日本 9 ニュージーランド 10 フランス

推奨コメント

淡い白なら「8. 日本」「7. ドイツ」「9. ニュージーランド」「10. フランス」を中心に判断

機械的に高得点が取れるエリアなので、品種と紐付けてセットで暗記しましょう。

  • 甲州 ↔︎ 日本
  • ミュスカデ/シャブリ/サンセール(ソーヴィニヨン・ブラン)/アルザス(リースリング・ピノ・グリ)↔︎ フランス
  • リースリング(モーゼル・ラインなど)↔︎ ドイツ
  • ソーヴィニヨン・ブラン(マールボロ) ↔︎ ニュージーランド
  • ピノ・グリージョ ↔︎ イタリア

※ 2025年度模範解答(甲州)は「8. 日本」。

主なブドウ品種(1つ選択)

主なブドウ品種 1 アリゴテ 2 ゲヴュルツトラミネール 3 甲州 4 シャルドネ 5 グリューナー・ヴェルトリーナー 6 ソーヴィニヨン・ブラン 7 ピノ・グリ/ピノ・グリージョ 8 トロンテス 9 ミュスカデ 10 リースリング

推奨コメント

淡い白ワインなら「3. 甲州」「6. ソーヴィニヨン・ブラン」「9. ミュスカデ」「10. リースリング」あたりが頻出

果実・花・植物の選び方とセットで判断します。

  • 柑橘+スイカズラ+石灰寄り → 9. ミュスカデ(フランス)または 10. リースリング(ドイツ・アルザス)
  • 柑橘+アカシア+鉱物寄り → 3. 甲州(日本)
  • 柑橘+ハーブ/コリアンダー寄り → 6. ソーヴィニヨン・ブラン(NZ・サンセール)
  • 白桃・洋梨+華やかな香り → 7. ピノ・グリ/ピノ・グリージョまたは 2. ゲヴュルツトラミネール

※ 2025年度模範解答(甲州)は「3. 甲州」。

ズイさん
ズイさん

品種は最後の最後まで決め打ちしない。コメントを全部置いた後で、答えが収束するか逆算するくらいでちょうどいい。

アルコール度数と酸味は反比例

これは全ワインのコメントに共通する最重要ルールです。淡い/濃い、白/赤、関係なく、コメント選びの根っこに置いてください。

チェックポイント

完熟=糖度が高い = アルコール度数が高い = 酸味は穏やか(コッテリ寄り)

完熟前=糖度が低い = アルコール度数が低い = 酸味は強い(スッキリ寄り)

つまり、淡い白ワイン=アルコール度数低め=酸味は強め、というセットで動きます。本番でアルコールを「3. 12.0〜12.9%」と置いたなら、酸味は「1. 爽やかな」「2. 軽やかな」を、苦味は「2. 穏やかな」を、評価は「1. シンプル、フレッシュ感を楽しむ」を、というふうに芋づる式にコメントが揃います。

ズイさん
ズイさん

反比例ルールが頭に入ると、迷子になりません。「強い酸 + 強いアルコール」みたいな矛盾コメントを書かなくなる。

協会公開の模範解答で答え合わせ|2025年度・ワイン②(甲州・日本・2024)

答え合わせの画像

2025年度のソムリエ呼称資格認定試験二次試験で出題された「淡い白ワイン」の協会公式解答を、本記事のテッパン推奨と照合できる形で全項目掲載します

(出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答/2025年度)。

外観


清澄度:澄んだ

輝き:輝きのある

色調:レモンイエロー・オレンジ(グリ)を帯びた

濃淡:淡い

粘性:さらっとした・適度な

外観の印象:若々しい・軽快な

香り


第一印象:控えめ・フレッシュな

果実・花・植物:柑橘類・リンゴ・洋梨・アカシア・フレッシュ・アーモンド

香辛料・芳香・化学物質:鉱物・パン・ドゥ・ミ・トースト・シナモン・丁子

香りの印象:若々しい・第1アロマが強い

味わい


アタック:軽い・やや軽い

甘み:ソフトな

酸味:軽やかな

苦味:穏やかな・旨味をともなった・強い(突出した)

バランス:コンパクトな・まろやかな

アルコール:12.0〜12.9%

余韻:やや短い

評価・その他


評価:シンプル、フレッシュ感を楽しむ

適正温度:8度未満

グラス:小ぶり・チューリップ型

収穫年:2024

生産地:日本

主なブドウ品種:甲州

日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2025年度)

本文中で随時触れていますが、ここに差分のあった項目だけまとめます。「テッパンを軸に置きつつ、目の前のワインに違和感があれば模範解答パターンに切り替える」のが合格率を上げる戦い方です。

近年の「淡い白ワイン」出題傾向|過去3年の協会模範解答まとめ(2023〜2025)

本記事のテッパンコメントは、現役ソムリエの経験則だけで作っているわけではありません。

過去3年(2023〜2025年度)の協会公式模範解答を、ソムリエ・ワインエキスパート両試験で全部洗い出した上で、共通項を抽出して構成しています。

ここでは、その元データと「読み取れる3つの法則」をお見せしますね!

過去3年の出題一覧(淡い白ワイン該当のみ)

年度 試験区分 ワイン 品種 ヴィンテージ
2025ソムリエ甲州🇯🇵 日本2024
2025ワインエキスパートリースリング🇦🇺 オーストラリア2023
2025ワインエキスパートソーヴィニヨン・ブラン🇫🇷 フランス2024
2024ソムリエリースリング🇩🇪 ドイツ2021
2024ソムリエソーヴィニヨン・ブラン🇫🇷 フランス2022
2024ワインエキスパートミュスカデ🇫🇷 フランス2021
2024ワインエキスパートシャルドネ🇯🇵 日本2023
2023ソムリエソーヴィニヨン・ブラン🇫🇷 フランス2021
2023ワインエキスパートソーヴィニヨン・ブラン🇨🇱 チリ2021
2023ワインエキスパートリースリング🇦🇺 オーストラリア2021

2025年ソムリエ②(甲州)は本記事の主役なので、すぐ上のセクションで詳細を扱っています。以下では、それ以外の8本について年度別にカード形式で協会模範解答をお見せします。

各年・各試験の協会模範解答(カード形式)

2025年度 ワインエキスパート二次試験

2025年度ワインエキスパートワイン①
🇦🇺
リースリング
オーストラリア | 2023年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー淡い適度な若々しい軽快な
👃 香り
第一印象
フレッシュな華やかな
果実・花・植物
柑橘類青リンゴリンゴスイカズラ柑橘類の花菩提樹
香辛料・芳香・化学物質
火打石鉱物コリアンダー花の蜜ペトロール(ケロセン)ワックス
香りの印象
若々しい第1アロマが強い
👅 味わい
アタック
やや軽い
甘み
ドライ
酸味
爽やかな・直線的
苦味
控えめ
バランス
スリムな・ドライな・抑制された
アルコール
12.0〜12.9%
余韻
やや長い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ
適正温度
8度未満
グラス
小ぶり・チューリップ型
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2025年度・ワインエキスパート)
2025年度ワインエキスパートワイン②
🇫🇷
ソーヴィニヨン・ブラン
フランス | 2024年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー淡い適度な若々しい軽快な
👃 香り
第一印象
フレッシュなミネラリー華やかな
果実・花・植物
柑橘類青リンゴリンゴスイカズラアカシア白バラキンモクセイ柑橘類の花ヴェルヴェーヌハーブ
香辛料・芳香・化学物質
石灰火打石パン・ドゥ・ミコリアンダー花の蜜
香りの印象
若々しい第1アロマが強い
👅 味わい
アタック
やや軽い
甘み
ドライ
酸味
爽やかな・軽やかな・はつらつとした
苦味
控えめ
バランス
スリムな・ドライな・抑制された
アルコール
12.0〜12.9%
余韻
やや長い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ・エレガントで、ミネラリー
適正温度
8度未満・8〜10度
グラス
小ぶり・チューリップ型
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2025年度・ワインエキスパート)

2025年WEは2本とも淡い白ワイン枠。

リースリング(豪)はペトロールやワックスといった典型的なリースリング特有香が拾われており、ソーヴィニヨン・ブラン(仏)は花の香りが豊富でアロマティック寄りの解答になっています。

ズイさん
ズイさん

でも、品種特徴香は、キメツケコメントだから、優先順位低し!

両方ともテッパンの「グリーンがかった+レモンイエロー」「爽やかな酸味」「シンプル、フレッシュ感を楽しむ」が含まれている点に注目してください。

2024年度 ソムリエ二次試験

2024年度ソムリエワイン①
🇩🇪
リースリング
ドイツ | 2021年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー淡いさらっとしたやや軽い若々しい軽快な気泡が見える
👃 香り
第一印象
控えめフレッシュな豊かな深みのある
果実・花・植物
柑橘類青リンゴリンゴスイカズラ菩提樹ヴェルヴェーヌ
香辛料・芳香・化学物質
火打石鉱物煙・燻製コリアンダー香木花の蜜ペトロール(ケロセン)ワックス蜜蝋
香りの印象
若々しい嫌気的な第1アロマが強い第2アロマが強い
👅 味わい
アタック
軽い・やや軽い
甘み
ドライ・ソフトな
酸味
爽やかな・軽やかな・はつらつとした
苦味
穏やかな
バランス
スリムな・ドライな・引き締まった
アルコール
やや軽め・中程度
余韻
やや長い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ・エレガントで、ミネラリー
適正温度
8度未満・8〜10度
グラス
小ぶり
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2024年度・ソムリエ)
2024年度ソムリエワイン②
🇫🇷
ソーヴィニヨン・ブラン
フランス | 2022年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエローイエロー淡い・やや濃いやや軽いやや強い若々しい軽快な成熟度が高い
👃 香り
第一印象
開いているフレッシュな豊かな
果実・花・植物
柑橘類青リンゴリンゴパッションフルーツスイカズラアニスヴェルヴェーヌ草のような
香辛料・芳香・化学物質
火打石貝殻鉱物パン・ドゥ・ミトースト煙・燻製ヴァニラコリアンダー丁子香木花の蜜麝香
香りの印象
若々しい第1アロマが強い木樽からのニュアンス
👅 味わい
アタック
やや軽い・やや強い
甘み
ドライ・ソフトな
酸味
爽やかな・はつらつとした
苦味
穏やかな・コク(深み)を与える
バランス
ドライな・ジューシーな
アルコール
やや軽め・中程度
余韻
やや短い・やや長い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ・成熟度が高く、豊かな・エレガントで、ミネラリー
適正温度
8〜10度
グラス
中庸
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2024年度・ソムリエ)

2024ソムリエは①が典型的なリースリング(独)。

気泡が見える=モーゼル系の若々しい個性を反映した珍しい解答です。

②のSB(仏)は淡い〜やや濃いの境界で、樽熟成を経たタイプ(おそらくサンセールか上位ボルドー白)で、コメントが少し濃い系寄りに振れています。

ズイさん
ズイさん

淡いと濃いの中間的なワインだとうかがえます。

2024年度 ワインエキスパート二次試験

2024年度ワインエキスパートワイン①
🇫🇷
ミュスカデ
フランス | 2021年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエローイエロー淡い・やや濃いやや軽いやや強い若々しい軽快な成熟度が高い気泡が見える
👃 香り
第一印象
控えめフレッシュな熟度の高い
果実・花・植物
柑橘類青リンゴリンゴスイカズラフレッシュ・アーモンド
香辛料・芳香・化学物質
石灰貝殻パン・ドゥ・ミトースト
香りの印象
若々しいニュートラル
👅 味わい
アタック
やや軽い
甘み
ドライ・ソフトな
酸味
爽やかな・はつらつとした・クリスプな
苦味
穏やかな・コク(深み)を与える
バランス
スリムな・スムーズな・ドライな
アルコール
やや軽め・中程度
余韻
やや短い・やや長い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ・滑らかで、バランスが良い
適正温度
8度未満・8〜10度
グラス
小ぶり
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2024年度・ワインエキスパート)
2024年度ワインエキスパートワイン②
🇯🇵
シャルドネ
日本 | 2023年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー淡い・やや濃いやや強い若々しい成熟度が高い
👃 香り
第一印象
開いているフレッシュな深みのある複雑な
果実・花・植物
青リンゴリンゴ洋梨白桃スイカズラアカシア白バラキンモクセイヘーゼルナッツフレッシュ・アーモンド
香辛料・芳香・化学物質
石灰パン・ドゥ・ミトースト煙・燻製ヴァニラコリアンダー乳製品
香りの印象
若々しいニュートラル木樽からのニュアンス
👅 味わい
アタック
やや軽い・やや強い
甘み
ドライ・ソフトな
酸味
爽やかな・なめらかな
苦味
穏やかな・コク(深み)を与える
バランス
スムーズな・まろやかな・厚みのある
アルコール
中程度
余韻
やや短い・やや長い
⭐ 評価ほか
評価
エレガントで、ミネラリー・滑らかで、バランスが良い
適正温度
8〜10度・11〜14度
グラス
中庸
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2024年度・ワインエキスパート)

2024 WEはミュスカデ(仏)と日本シャルドネ。

ミュスカデは典型的な「淡い〜やや濃い/ミネラル系」の正統派、日本シャルドネは樽熟成系で淡い白とコッテリ系の境界線上の出題です。

「淡い白を覚えれば足りる」ではなく、「淡い→やや濃いの境界もコメントできる」訓練が必要なケース。

2023年度 ソムリエ二次試験

2023年度ソムリエワイン①
🇫🇷
ソーヴィニヨン・ブラン
フランス | 2021年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー淡いやや軽いやや強い若々しい成熟度が高い
👃 香り
第一印象
開いているフレッシュな
果実・花・植物
柑橘類青リンゴパッションフルーツスイカズラアカシアミントアニスヴェルヴェーヌ草のような
香辛料・芳香・化学物質
石灰火打石貝殻パン・ドゥ・ミコリアンダー香木麝香
香りの印象
若々しい第1アロマが強い第2アロマが強い木樽からのニュアンス
👅 味わい
アタック
やや軽い
甘み
ドライな
酸味
爽やかな・はつらつとした・クリスプな
苦味
控えめ・穏やかな
バランス
スリムな・スムーズな・ドライな
アルコール
中程度
余韻
やや長い・長い
⭐ 評価ほか
評価
エレガントで、ミネラリー・滑らかで、バランスが良い
適正温度
8〜10度
グラス
小ぶり・中庸
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2023年度・ソムリエ)

2023ソムリエ①はSB(仏)で、コリアンダーや麝香まで拾われた典型的なサンセール系コメント

「ミント・アニス・ヴェルヴェーヌ・草のような」のハーブ系3〜4種が並ぶのもSBらしい特徴です。

SB系(ニュアンス)を感じたら、ハーブ系を1〜2個拾えるかが差になることを覚えておくと得点源になります。

2023年度 ワインエキスパート二次試験

2023年度ワインエキスパートワイン①
🇨🇱
ソーヴィニヨン・ブラン
チリ | 2021年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー淡いやや軽い若々しい軽快な
👃 香り
第一印象
開いているフレッシュなチャーミング
果実・花・植物
柑橘類青リンゴパッションフルーツスイカズラミントヴェルヴェーヌ草のような
香辛料・芳香・化学物質
石灰火打石貝殻鉱物パン・ドゥ・ミコリアンダー丁子硫黄
香りの印象
若々しい嫌気的な第1アロマが強い第2アロマが強い
👅 味わい
アタック
やや軽い
甘み
ドライな
酸味
爽やかな・はつらつとした・クリスプな
苦味
控えめ・穏やかな
バランス
スリムな・スムーズな・ドライな
アルコール
やや軽め・中程度
余韻
やや短い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ
適正温度
8度未満・8〜10度
グラス
小ぶり
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2023年度・ワインエキスパート)
2023年度ワインエキスパートワイン②
🇦🇺
リースリング
オーストラリア | 2021年
👁 外観
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエローイエロー淡いやや軽い若々しい軽快な
👃 香り
第一印象
開いているフレッシュなチャーミング華やかな
果実・花・植物
柑橘類青リンゴリンゴスイカズラ菩提樹
香辛料・芳香・化学物質
鉱物煙・燻製香木花の蜜硫黄ペトロール(ケロセン)
香りの印象
若々しい嫌気的な第1アロマが強い第2アロマが強い
👅 味わい
アタック
やや軽い
甘み
ドライ
酸味
爽やかな・直線的・はつらつとした
苦味
控えめ・穏やかな
バランス
スリムな・スムーズな・ドライな
アルコール
やや軽め・中程度
余韻
やや短い
⭐ 評価ほか
評価
シンプル、フレッシュ感を楽しむ
適正温度
8度未満・8〜10度
グラス
小ぶり・中庸
出典:日本ソムリエ協会公式テイスティング解答(2023年度・ワインエキスパート)

2023 WEはチリSBと豪リースリング。

両方とも淡い白の典型例で、チリSBは「パッションフルーツ+ハーブ系」豪リースリングは「ペトロール+柑橘+菩提樹」と、品種特徴香がはっきり拾われた解答です。

新世界(チリ・豪)は2021年の収穫年が共通している点も覚えておきたいポイント。

過去3年から読み取れる「淡い白ワイン」3つの法則

法則①
7/10
SB+リースリングが
占める比率
法則②
9/9
「グリーン+レモン
イエロー」採用率
法則③
9/9
酸味「爽やかな」
採用率

法則① 品種ローテーション:ソーヴィニヨン・ブラン+リースリングで7割カバー

過去3年×ソムリエ/WE=のべ9本(2025ソ甲州含めれば10本)の出題品種を集計すると、出現回数は次のとおり:

チェックポイント

ソーヴィニヨン・ブラン:4回(2025WE② / 2024ソ② / 2023ソ① / 2023WE①)
リースリング:3回(2025WE① / 2024ソ① / 2023WE②)
ミュスカデ:1回(2024WE①)
シャルドネ:1回(2024WE② 日本シャルドネ)
甲州:1回(2025ソ②)

つまり、ソーヴィニヨン・ブランとリースリングだけで全体の7割(10本中7本)を占めます。淡い白ワイン対策をするなら、まずこの2品種+淡いシャルドネを徹底的に飲み込んで、コメントを反射神経レベルで出せるようにしておくのがよいでしょう。

ズイさん
ズイさん

SBとリースリングで7割。だから淡い白ワインの本気の練習用ワインも、まずこの2品種を集中的に。練習効率がぜんぜん違います。

法則② 色調は「グリーンがかった+レモンイエロー」で過去3年100%的中

9本すべての模範解答に「グリーンがかった」と「レモンイエロー」の両方が含まれていました(一部「イエロー」が追加で許容される年あり)。つまり、「色調=グリーンがかった+レモンイエロー」は過去3年で外したことがない、最強のテッパンコメントです。

淡い白ワインを目の前にしたら、色調の項目は深く考えず、この2つを反射的にマークすれば100%正解。ここで時間を使わないことが、後の項目に集中するための時間捻出に効きます。

法則③ 酸味は「爽やかな」が9/9で必ず含まれる

過去3年9本すべての協会模範解答で、酸味の選択肢に「爽やかな」が含まれていました。組み合わせとしては「軽やかな」「直線的」「はつらつとした」「クリスプな」「なめらかな」のどれかが2番手で追加されますが、「爽やかな」を1つ目に置いておけば必ず半分は当たる計算。

「酸味は1つ選択」のときは「爽やかな」一択でOK、というのはこの過去3年データが裏付けています。本記事のテッパンの正当性、ここで証明されています。

おまけ法則:適正温度は「8〜10度」中心、グラスは「小ぶり」中心

適正温度の出現回数は「8〜10度」が圧倒的で、次いで「8度未満」(特にスッキリ系のとき)。グラスは「小ぶり」が中心で、最近は「チューリップ型」がセットで許容されるケースが増えています(2025年WEは2本とも「小ぶり・チューリップ型」)。淡い白ワインの最適温度は冷えめ、グラスは小さめ、というセオリーが過去3年でも継続しています。

結論:過去3年データが「テッパンコメント」の正しさを裏付けている

本記事の前半でお伝えしたテッパンコメントは、私の経験則ではなく、過去3年×2試験=のべ9本の協会模範解答から逆算して構成しています。だからこそ、本番でも高い的中率が期待できる、というロジックです。

  • 色調「グリーンがかった+レモンイエロー」 → 過去3年9/9で正解
  • 酸味「爽やかな」 → 過去3年9/9で含まれる
  • 果実「柑橘類・青リンゴ・リンゴ・スイカズラ」 → 過去3年でほぼ毎回含まれる
  • ミネラル系「石灰・火打石・貝殻・鉱物」 → 淡い白で必ず2〜3個出てくる
  • 評価「シンプル、フレッシュ感を楽しむ」 → 過去3年で最頻出

逆に言えば、本記事のテッパンコメントを脳に刷り込んでおけば、品種が何であれ「淡い白ワイン」の半分以上の項目は反射的に正解できる状態になります。あとは目の前のワインに合わせて、品種特徴香(リースリングならペトロール、SBならハーブ系、甲州なら旨味系の苦味、など)を「戦略的に」1〜2個調整するだけ。

ズイさん
ズイさん

テッパンコメントは「経験則」じゃなくて「過去3年データの逆算」。これが伝わると、安心して本番にテッパンで挑めるようになります。

試験対策として一番重要な心がまえ

最後に、二次試験対策で一番大事なことを言います。これだけは持っていてください。

心がまえ

① テッパンコメントを脳に刷り込む。
② そのうえで、当日の直感(第一印象)にも素直に向き合う。

協会の正解は毎年バージョンアップしていて、ある年に正解だったコメントが翌年は出てこないこともあります。

だからこそ、「型」を体に染み込ませて、目の前のワインに対するブレをゼロに近づけるのが、合格点に乗せる最短ルートです。

本記事のテッパンセットは、過去の協会解答を踏まえつつ2025年度の最新選択用紙に合わせて整えています。

何度も声に出して、選択肢の番号と用語を頭にインストールしてしまいましょう。あとは、本番に冷静に持っていくだけです。

ズイさん
ズイさん

感覚としてはこんな感じです。あとは練習あるのみ。

皆さんの合格、心から応援しています!