【2026年最新!初心者でもわかるテイスティングコメントの選び方】ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策〜特殊ワイン編〜

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【2026年最新!初心者でもわかるテイスティングコメントの選び方】ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策〜特殊ワイン編〜

「淡い・濃い」だけでは見抜けないワインたち

こんにちは、ソムリエ試験一発ストレート合格したソムリエズイさんです。

このページは、ソムリエ・ワインエキスパート二次試験で出題される、

特殊ワインへの対策ノートです。

これまでのシリーズでは、ワインを「淡い白/濃い白/淡い赤/濃い赤」の4タイプに分け、特に

だが、世の中には、その「色の濃淡だけ」では正体を見抜けない特殊なワインが存在します。

それが、この記事で扱う「特殊ワイン」です。

受験生さん
受験生さん

色の濃淡で見抜けないって、どういうことですか?淡いか濃いか見れば、だいたい分かると思ってたんですけど…。

ズイさん
ズイさん

そこが特殊ワインの怖いところ。例えばネッビオーロは、グラスを傾けると淡いルビー色で「あ、ピノ・ノワールみたいな淡い赤だな」と思うんです。ところが口に含むと、歯ぐきがキシキシするほどタンニンが強烈。見た目と中身がまるで違う。これが「特殊」な子。

この記事では、過去問の頻度は高くないものの「出たら対策していない人と一気に差がつく」特殊ワインを、試験的なロジックで攻略します。

今回扱うのは、特に重要な2タイプです:

特殊なワインのうち重要な2タイプ
ネッビオーロ(外観は淡いのにタンニンが強烈な赤)(常にグラデーションのフチはオレンジがかる)

アロマティック白(ゲヴュルツトラミネール・ミュスカ・トロンテスなど、香りが極めて特徴的な白)

特殊ワインとは|2つの「裏切り」パターン

特殊ワインが「特殊」である理由は、シンプルに言うと「第一印象が裏切ってくる」からです。

裏切り方には2つのパターンがあります。

🎭 特殊ワインの「2つの裏切り」
第一印象を信じると足元をすくわれる
👁️ パターンA:外観が裏切る
ネッビオーロ
👀 見た目:淡いルビー〜ガーネット(ピノみたい)
👅 中身:タンニン超強烈・酸も高い(濃い赤級)
→「淡い赤だ」と油断してタンニン”サラサラ”を選ぶと大コケ
👃 パターンB:香りが裏切る
アロマティック白
👃 香り:ライチ・バラ・マスカット(強烈に華やか)
🧠 心理:「ゲヴュルツだ!」と品種に飛びつく
→ 特徴香に全振りして外すと、芋づる式に減点
💡 どちらも「第一印象に振り回されず、テッパンコメントを軸に置く」のが攻略の鍵。

なぜ試験的に「特殊」と分類するのか

受験生さん
受験生さん

でも、こういう珍しいワインって、そんなに試験に出るんですか?対策する価値あります?

ズイさん
ズイさん

いい質問です。確かに頻度は4タイプより低い。でも「出たときの破壊力」が段違いなんです。ネッビオーロを「淡い赤」と処理してしまうと、タンニン・酸・評価・温度が全部ズレて、1本まるごと落とすことになる。逆に対策していれば、周りが崩れる中で確実に得点できる。低頻度だからこそ、知っている人だけが差をつけられるんです。

整理すると、特殊ワインを「特殊」とする理由は次の通りです。

特殊ワイン=「外観の濃淡」や「品種特徴香」という第一印象だけで判断すると、味わいのコメントが連鎖的に崩れるワイン。だから”型”(テッパン)を別に用意しておく必要がある。

それでは、それぞれのテッパンコメントを見ていきましょう。まずは「外観が裏切る」ネッビオーロからです。

ネッビオーロ|「淡い外観・濃い中身」を見抜く(実践編)

ネッビオーロは、イタリア・ピエモンテ州のバローロ/バルバレスコで造られる品種。

「イタリアワインの王」とも呼ばれる、極めて個性的な赤ワインです。

試験的な攻略のキモを一言でまとめると、こうです。

ネッビオーロはフチが常にオレンジ系

外観=淡い赤テッパン」「味わい=濃い赤テッパン」のハイブリッドで答える。

受験生さん
受験生さん

外観と味わいで違うテッパンを使うんですか?混乱しそう…。

ズイさん
ズイさん

大丈夫、ルールはシンプルです。「見た目は淡い赤として書く、口に入れたら濃い赤として書く」。このラインの考え方。下で1項目ずつ、どっちのテッパンを使うか明示するので、その通りに置けばOKです。

ズイさん
ズイさん

ルビー系で、フチがオレンジっぽいなぁ、と感じた瞬間、ネッビオーロは常に選択肢にエントリーします

外観|淡い赤テッパン(ただし熟成色に注意)

大分類項目(選択数)選択肢
外観清澄度(1つ)1. 澄んだ / 2. 深みのある / 3. やや濁った / 4. 濁った
輝き(1つ)1. 輝きのある / 2. 艶のある / 3. モヤがかった
色調(2つ)1. 紫がかった / 2. オレンジがかった / 3. 黒みを帯びた / 4. 縁が明るい / 5. ガーネット / 6. ルビー / 7. ダークチェリーレッド / 8. ラズベリーレッド / 9. トパーズ / 10. マホガニー / 11. レンガ
濃淡(1つ)1. 淡い / 2. 明るい / 3. やや明るい / 4. やや濃い / 5. 濃い / 6. 非常に濃い
粘性(1つ)1. さらっとした / 2. やや軽い / 3. やや強い / 4. 強い
外観の印象(2つ)1. 若々しい / 2. 若い状態を抜けた / 3. 軽快な / 4. 成熟度が高い / 5. 濃縮感が強い / 6. やや熟成した / 7. 熟成した / 8. 酸化熟成のニュアンス / 9. 酸化が進んだ

テッパン推奨コメント(外観)

清澄度 1. 澄んだ/輝き 1. 輝きのある

色調 2. オレンジがかった + 5. ガーネット(若いものは 4. 縁が明るい + 6. ルビー

濃淡 3. やや明るい(〜4. やや濃い)/粘性 3. やや強い

外観の印象 2. 若い状態を抜けた + 4. 成熟度が高い

外観は基本的に淡い赤テッパンで書きます。色は淡く、フチはオレンジがかってガーネット〜レンガ色に寄るのがネッビオーロの特徴。これは熟成によって生まれる色です。

ポイントは濃淡。色は淡いので「3. やや明るい」。ここで「濃い」と書いてしまうと外観が崩れます。あくまで見た目は淡いのです。

補足|ネッビオーロの色は「オレンジがかったガーネット」
ネッビオーロは若いうちからフチがオレンジ・レンガ色に退色しやすいのが大きな特徴。これは熟成の証拠で、同じ淡い赤でもピノ・ノワールやガメイの「紫がかった」とは対照的です。色調に「2. オレンジがかった」「5. ガーネット」、熟成が進めば「11. レンガ」「10. マホガニー」が入るのがネッビオーロらしさ。「淡いのにフチが熟成色」なら、ネッビオーロを疑うサインです。

香り|バラ・タール・きのこの「個性派トリオ」

受験生さん
受験生さん

香りはどう攻めればいいですか?淡い赤だから赤いベリー系でいいんでしょうか?

大分類項目(選択数)選択肢
香り第一印象(2つ)3. 開いている / 5. 強い / 7. 濃縮感がある / 8. 深みのある / 9. 複雑な ほか
果実・花・植物(5つ前後)2. ラズベリー / 7. 干しプラム / 9. バラ / 10. スミレ / 19. ドライハーブ / 20. タバコ / 21. 紅茶 / 22. キノコ / 25. トリュフ / 26. 土 ほか
香辛料・芳香・化学物質(2〜3つ)3. シナモン / 5. 甘草 / 9. 乾いた肉 / 10. なめし皮 / 11. 動物的なニュアンス / 15. 樹脂 ほか
香りの印象(2つ)3. 熟感が現れている / 6. 第1アロマが強い / 9. 木樽からのニュアンス ほか

テッパン推奨コメント(香り)

第一印象 3. 開いている + 9. 複雑な

果実・花・植物 2. ラズベリー / 7. 干しプラム / 9. バラ / 19. ドライハーブ / 22. キノコ(or 26. 土)

香辛料 5. 甘草 / 10. なめし皮 / 15. 樹脂(タール)

香りの印象 3. 熟感が現れている + 9. 木樽からのニュアンス

果実は淡い赤らしく「2. ラズベリー」を軸にしますが、ネッビオーロの真骨頂は「バラ・タール・きのこ」の個性派トリオ。この3つが揃うとネッビオーロらしさが一気に出ます。

「9. バラ」は華やかなフローラル、「15. 樹脂」はタール(コールタール)的なニュアンス、「22. キノコ/25. トリュフ/26. 土」は森の下生えのような複雑さ。熟成が進むと「10. なめし皮」「11. 動物的なニュアンス」も出てきます。

ズイさん
ズイさん

「バラ・タール・きのこ」、この3点セットは呪文のように覚えてOK。ただし品種を当てに行く必要はない。淡い赤の共通コメント(ラズベリー・ドライハーブ・甘草)を軸にして、その上にこの個性派トリオを乗せる、という順番です。

味わい|ここから濃い赤テッパンに切り替える(最重要)

受験生さん
受験生さん

いよいよ味わいですね。淡い色だったから、タンニンも穏やかでいいんですよね?

ズイさん
ズイさん

そこが大コケの罠!ネッビオーロは赤ワインの中でも最強クラスのタンニン。淡い色に油断して「サラサラとした」を選んだら一発アウト。ここから先は完全に濃い赤テッパンに頭を切り替えてください。

大分類項目(選択数)選択肢
味わいアタック(1つ)1. 軽い / 2. やや軽い / 3. やや強い / 4. 強い / 5. インパクトのある
甘み(1つ)1. ドライ / 2. ソフト / 3. まろやか / 4. 豊かな / 5. 残糖がある
酸味(1〜2つ)1. 爽やかな / 5. なめらかな / 6. 生き生きとした / 7. しなやかな / 8. 力強い ほか
タンニン分(1〜2つ)1. 収斂性のある / 2. 力強い / 3. 緻密 / 4. サラサラとした / 7. 溶け込んだ ほか
バランス(1〜2つ)2. 骨格のしっかりした / 3. 堅固な / 7. 力強い ほか
アルコール(1つ)4. 13.0〜13.9% / 5. 14.0%以上 ほか
余韻(1つ)1. 短い / 2. やや短い / 3. やや長い / 4. 長い

テッパン推奨コメント(味わい)

アタック 4. 強い/甘み 1. ドライ

酸味 8. 力強い + 6. 生き生きとした(高酸が特徴)

タンニン分 1. 収斂性のある + 2. 力強い + 3. 緻密(最強クラス)

バランス 2. 骨格のしっかりした + 7. 力強い/アルコール 5. 14.0%以上/余韻 4. 長い

ネッビオーロの味わいは、完全に濃い赤と同じテッパンです。タンニンは「1. 収斂性のある」「2. 力強い」「3. 緻密」を遠慮なく選ぶ。これがネッビオーロ攻略の核心です。

さらに、ネッビオーロは酸も非常に高いのが特徴。酸味は「8. 力強い」「6. 生き生きとした」を選びます。タンニンと酸の両方が強いので、若いうちは飲みづらいほど。これが「イタリアワインの王」たる所以です。

淡い色に騙されてタンニン「4. サラサラとした」を選ぶのが最大の失点。ネッビオーロは「収斂性のある・力強い・緻密」で正解。

収斂性のある、とは?

収斂性(しゅうれんせい)は、ワインのタンニン(渋み)の感覚を表す言葉です。

収斂性とは


口の中がキュッと引き締まる・つっぱる感覚のことです。
タンニンが、唾液のなめらかな成分(タンパク質)と結びつく
すると、口の中の潤いが奪われて、頬の内側や歯ぐきがザラッ・キュッと乾く
「口がすぼまる」「しわが寄る」ような感じ
一番わかりやすい例え
渋柿を食べたときの、あの「口がギューッとすぼまる」感覚です。それのワイン版。
紅茶を濃く・長く抽出したときの渋みや、干し柿になる前の渋柿でも体験できます。

評価・温度・グラス・品種|濃い赤テッパンを継続

評価5 複雑性があり、引き締まった(+2 成熟度が高く、豊か)
適正温度4 17〜20度
グラス3 大ぶり(+5 チューリップ型)
収穫年熟成タイプが多く、やや古め(試験年の4〜6年前)
生産地3 イタリア(ピエモンテ)
主なブドウ品種6 ネッビオーロ

テッパン推奨コメント(評価ほか)

評価 5. 複雑性があり、引き締まった/適正温度 4. 17〜20度/グラス 3. 大ぶり

生産地 3. イタリア/品種 6. ネッビオーロ

評価・温度・グラスは濃い赤テッパンを継続します。タンニンと酸が強く長熟タイプなので、評価は「5. 複雑性があり、引き締まった」がぴったり。適正温度も濃い赤と同じ「17〜20度」です。

補足|ネッビオーロの「ハイブリッド早見」
【外観=淡い赤テッパン】澄んだ・輝きのある・オレンジがかった/ガーネット・やや明るい・若い状態を抜けた
【味わい〜評価=濃い赤テッパン】強い・ドライ・力強い酸・収斂性のある/力強い/緻密タンニン・骨格のしっかりした・14%以上・長い・複雑性があり引き締まった・17〜20度・大ぶり
この「上半分は淡い、下半分は濃い」のハイブリッドが、ネッビオーロの答案の型です。
ズイさん
ズイさん

ネッビオーロは「淡い赤だと思ったら濃い赤だった」というギャップさえ押さえれば、むしろ得点源になります。淡い赤と濃い赤、両方のテッパンを学んだ人だけが解ける——まさにシリーズの集大成的な1本です。

アロマティック白|「香りの罠」にハマらない(実践編)

もう一つの特殊ワインが、アロマティック品種の白ワインです。

代表的なのは以下の3品種。いずれも香りが極めて華やかで特徴的なのが共通点です。

🌸 代表的なアロマティック白3品種
ゲヴュルツトラミネール
🍈 ライチ・バラ・スパイス
🌍 仏アルザス/伊/独
ミュスカ(マスカット)
🍇 マスカット・白い花
🌍 仏/伊/世界各地
トロンテス
🌼 マスカット・白桃・花
🌍 アルゼンチン
受験生さん
受験生さん

これは逆に簡単じゃないですか?ライチの香りがしたら「ゲヴュルツ!」って即答できそう。

ズイさん
ズイさん

その「即答できそう」がまさに罠なんです。香りが派手だと、人は品種を決めつけたくなる。でも「ライチっぽい」と思って品種特徴香に全振りして、もし正解がミュスカやトロンテスだったら?品種に引っ張られたコメントが芋づる式に外れます。香りが特徴的なときこそ、テッパンを軸に冷静に

アロマティック白の攻略方針

アロマティック白の攻略は、次の2段構えで考えます。

🎯 アロマティック白の2段構え
STEP 1|土台は「白ワインのテッパン」で固める
外観・味わい・評価は、淡い白〜やや濃い白のテッパンを使う。澄んだ・輝きのある・若々しい・第1アロマが強い、など。ここは特徴香に関係なく機械的に置く
STEP 2|香りの欄だけ「特徴香」を「戦略的に」足す
果実・花の欄に、ライチ・マスカット・バラ・白い花など華やかな香りを乗せる。あくまで土台のテッパンに「追加」する感覚。品種名は最後に消去法で。

外観・味わい・評価|白ワインのテッパンで土台を作る

受験生さん
受験生さん

白ワインのテッパンって、具体的にどう置けばいいですか?

テッパン推奨コメント(外観・味わい)

清澄度 澄んだ/輝き 輝きのある

色調 レモンイエロー + イエロー(やや色濃いめ・ゲヴュルツは黄金色がかったも)

濃淡 やや濃い/粘性 やや強い(アルコール高め)

アタック やや強い/甘み まろやか〜豊かな(オフドライ)/酸味 おだやか・なめらか

アルコール やや高い(13〜14%)/余韻 やや長い〜長い

アロマティック白は、香りこそ華やかですが味わいの構造は「やや濃い白」に近いです。アルコールが高め(特にゲヴュルツは14%前後)で、酸はおだやか、甘みもふくよか。粘性も「やや強い」になります。

※白ワインの選択肢番号は、姉妹記事の「淡い白ワイン編」「濃い白ワイン編」の早見表に準じます。本番ではそちらで覚えた番号をそのまま使ってください。

補足|アロマティック白は「酸が穏やか」がポイント
ソーヴィニヨン・ブランのような淡い白は「爽やかな酸」が主役ですが、ゲヴュルツやミュスカは酸が穏やかでアルコールが高く、ふくよか。だから味わいの土台は「淡い白」より「やや濃い白」に寄せます。アルコールと酸は反比例の法則通り、香りが派手でも味の骨格は度数で決まります。

香り|ここで初めて「特徴香」を足す

テッパン推奨コメント(香り)

第一印象 開いている + 華やかな

果実・花(土台)白桃 / 白い花 / グレープフルーツ

+ 特徴香(ここで個性を足す)ライチ / マスカット / バラ / ジャスミン

香りの印象 若々しい + 第1アロマが強い

香りの欄は、アロマティック白の「華やかさ」を表現する数少ないチャンス。第一印象に「華やかな」、果実・花に「ライチ・マスカット・バラ・ジャスミン」など、品種の個性を素直に乗せてOKです。

ただし大事なのは順番。土台のテッパン(白桃・白い花・第1アロマが強い)を先に置いてから、特徴香を「追加」する。特徴香だけに全振りしないことが、外したときのダメージを最小化します。

香りが派手なときこそ「品種を当てに行かない」。テッパンを土台に、特徴香はトッピングする感覚で。

受験生さん
受験生さん

なるほど!「ライチが分かったから勝ち」じゃなくて、土台を固めた上でライチを足すんですね。これなら品種を外しても土台で点が残る。

ズイさん
ズイさん

その通り!完璧な理解です。アロマティック白は「香りで一発」に見えて、実はシリーズ共通の『テッパンを軸に、特徴香はおまけ』が一番効く典型例なんです。

特殊ワインを見抜く3つのチェックポイント

本番で「あれ、これ普通の4分類に当てはまらないぞ?」と感じたとき、特殊ワインを疑う3つのチェックポイントを整理しておきます。

🔍 「特殊かも?」を見抜く3つのサイン
1
色は淡いのに、口の中がキシキシする
ネッビオーロを疑う。外観は淡い赤、味わいは濃い赤テッパンに切り替える。
2
香りが派手すぎて品種を叫びたくなる
アロマティック白を疑う。土台のテッパンを先に固めてから、特徴香を足す。
3
フチが妙にオレンジ・レンガ色に退色している
→ 熟成系の特殊ワイン。色調に「オレンジがかった・ガーネット・レンガ」、印象に「若い状態を抜けた」を入れる。
💡 共通の対処は「第一印象を保留して、テッパンを土台に置く」。これだけで大コケは防げる。

試験本番の心がまえ

特殊ワインは「捨て問」にしない

受験生さん
受験生さん

特殊ワインって難しそうだから、出たら諦めて他で点を取る、じゃダメですか?

ズイさん
ズイさん

もったいない!特殊ワインこそ「型」を知っていれば確実に得点できるんです。ネッビオーロもアロマティック白も、結局はこれまで学んだ淡い赤・濃い赤・白のテッパンの「組み合わせ」。新しく覚えることはほとんどありません。むしろシリーズを通読した人へのご褒美問題です。

「第一印象を保留する」勇気

特殊ワイン攻略の本質は、結局これに尽きます。

「淡い色だから穏やか」「ライチだからゲヴュルツ」という第一印象を、いったん保留する。そしてテッパンを土台に、目の前のワインに素直に向き合う。

これは特殊ワインに限らず、すべてのワインに通じる姿勢です。特殊ワインは、その姿勢の大切さを一番ハッキリ教えてくれる「教材」なのです。

テイスティング用語選択用紙にとにかく慣れよう

試験本番は、「テイスティング用語選択用紙」と呼ばれる選択肢一覧から、項目ごとに番号で答えを選びます。

2025年度から、白ワイン用と赤ワイン用が別冊で配布されるようになりました。下のPDFが2025年度の赤ワイン専用用紙です。

本番までに、この用紙のレイアウトと選択肢の位置を「脳に焼き付ける」くらい見ておくのが理想です。

ブラインドテイスティング練習の手順を知る

テイスティングには順序があります。

いきなりブラインドで練習する方がいます。

私もそんな感じでした。

でも、それでは実力を伸ばすことは絶対にできない!てさんざん飲んだ後に気づきました。

効率よく練習するには以下の手順ですすめていくのが王道です。

最初にする練習品種をオープンにして練習(研究)
次にする練習なんとなく特徴がわかったうえで多国籍の同じ品種で練習
最後にする練習品種を隠して本格的なブラインドテイスティング

このサイトでは、ブラインドではなく、まずは品種をオープンにして、その品種の特徴をしっかり学ぶことを大切にしています。

気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

<おすすめのワインセット>
https://amzn.to/3m9nYfR

よくある質問(FAQ)

Q1. 特殊ワインは二次試験でどのくらい出題されますか?

頻度は4タイプ(淡い白・濃い白・淡い赤・濃い赤)より低めです。ただし出題されたときに「淡い赤」などと誤って処理すると1本まるごと失点につながるため、対策の費用対効果は高いです。特にネッビオーロは選択肢の「主なブドウ品種」に毎年含まれており、いつ出てもおかしくありません。

Q2. ネッビオーロと淡い赤(ピノ・サンジョ)の見分け方は?

外観はどれも淡いので、決め手は「タンニンと酸の強さ」です。口に含んで歯ぐきがキシキシするほどタンニンが強く、酸も高ければネッビオーロ。ピノ・ノワールやガメイはタンニンが穏やか(サラサラ)です。また、フチがオレンジ・レンガ色に退色していればネッビオーロの可能性が高まります。

Q3. アロマティック白で品種まで当てる必要はありますか?

当てられればベストですが、必須ではありません。土台の白ワインテッパン(外観・味わい・評価)を固め、香りに「ライチ・マスカット・バラ」を足せば、品種を外しても大半のコメントは正解になります。ゲヴュルツ・ミュスカ・トロンテスは香りが似ているので、無理に1つに絞らず「アロマティックな白」として共通コメントで攻めるのが安全です。

Q4. ネッビオーロのタンニンを「サラサラ」と書くとどうなりますか?

大きな失点になります。ネッビオーロは赤ワインの中でも最強クラスのタンニンを持つため、「サラサラとした」は正反対のコメント。タンニンを起点にバランス・評価・温度なども連動して崩れます。淡い色に惑わされず、味わいは「収斂性のある・力強い・緻密」と濃い赤テッパンで書くのが鉄則です。

Q5. 特殊ワインの練習用に何を買えばいいですか?

ネッビオーロは「バローロ」「バルバレスコ」「ランゲ・ネッビオーロ」、アロマティック白は「アルザス・ゲヴュルツトラミネール」が入手しやすくおすすめです。ネッビオーロは2000〜4000円、ゲヴュルツは1500〜3000円が目安。どちらも一度飲めば「淡い色なのに強烈なタンニン」「強烈なライチ香」が体に刻まれ、本番で即座に気づけるようになります。

あわせて読みたい:4タイプ別テッパン&まとめ

特殊ワインは、4タイプのテッパンの「組み合わせ」で攻略します。土台となる各タイプの詳細はこちら:

ズイさん
ズイさん

これでシリーズ全タイプを制覇です!淡い白・濃い白・淡い赤・濃い赤、そして特殊ワイン。どんなワインが出ても、テッパンを軸に落ち着いて対応できます。本番、応援しています 🍷