【2026年最新!初心者でもわかるテイスティングコメントの選び方】ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策〜濃い赤ワイン編〜
2026.05.29投稿
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はじめに|2025年度版の選択用紙で「濃い赤ワイン」を完全攻略
こんにちは、ソムリエ試験一発ストレート合格したズイさんです。
このページは、
ソムリエ/ワインエキスパート二次試験で「濃い赤ワイン」が出題されたときに、ほぼ満点に近いコメントを選べるようになるための完全攻略ノートです。
代表選手はカベルネ・ソーヴィニヨン/シラー(シラーズ)/マルベック/カルメネール/メルロー濃い系/ジンファンデルあたりです。
もちろん試験本番では「濃い赤」だけでなく「淡い赤」が出題される可能性もあります。
この記事の主軸はあくまで「濃い赤ワインが出たときの満点を目指す解答」ですが、要所で「もし淡い赤が出たらここをこう変える」という注記も入れています。

2026年度版として、最新の2025年度試験で使われた「赤ワイン専用テイスティング用語選択用紙」をベースに作り直しました。過去5年(2021〜2025)の協会公式模範解答もすべて読み込み済み。濃い赤は出題頻度が高く、過去5年で10本も出ています。

濃い赤って、カベルネかシラーかメルローか、見分けがつかなくて毎回パニックになるんですけど…。

実はそこ、品種を当てる必要ないんです。協会の模範解答を5年分並べると、濃い赤は品種が違っても同じ「テッパンコメントセット」でほぼ正解できます。カベルネかシラーか迷ったまま、共通コメントを淡々と置くのが満点ルート。
濃い赤ワインとは|どの品種を「同じグループ」と捉えるか
濃い色調で似ている代表的な品種
試験で「濃い赤ワイン」として出題される可能性が高いのは、グラスを傾けてもフチがほとんど透けず、ぎっしり色素が詰まった以下の品種グループです。
濃い赤ワインは、味わいの傾向によってさらに2つに大きく分かれます。
マルベック
カルメネール
🇫🇷 仏ボルドー
濃いグルナッシュ
🇫🇷 仏ローヌ
ジンファンデル
🇫🇷 仏ボルドー右岸
熟成シラー
熟成テンプラニーリョ

濃い赤の基準品種はカベルネ・ソーヴィニヨン。スーパーで買えるチリ産・カリフォルニア産のカベルネは、濃い赤の「ブレない教科書」です。受験生さんはまずカベルネを基準に、シラーやマルベックとの違いを並べて飲み比べてください。
品種特徴香がこの試験で重要ではない理由
受験生さんがまず誤解しがちなのが「品種を当てないとコメントも全部不正解になる」という思い込みです。
実は協会の模範解答を読むと、品種に関係なく同じコメントを選んでいる項目がたくさんあります。
下の表を見てください。
品種は全部違いますが、「紫がかった」「ダークチェリーレッド」「濃縮感が強い」「なめらかな」「力強い」「17〜20度」あたりは3本とも共通しています。
つまり、品種特徴香に頼って「これはカベルネだからカシスで…」と賭けに出るより、濃い赤に共通する「テッパンコメント」をひとセット覚えてしまった方が圧倒的に得点しやすいのです。
この試験の本質
協会は「品種を当てる試験」ではなく「そのワインに合うコメントを選べるか」を見ています。品種を外しても、コメントが当たっていれば点は入ります。逆に品種が当たってもコメントが外れれば点はもらえません。
「もし淡い赤が出題された場合」の見分け方
この記事は「濃い赤」が出た場合のテッパンコメント集ですが、本番では当然「淡い赤」が出るケースもあります。
その場合に最初の30秒で判別できるよう、判定ポイントだけここで整理しておきます。
| 判定ポイント | 濃い赤の場合 | 淡い赤の場合 |
|---|---|---|
| 色調 | ダークチェリーレッドが入る/ガーネット | ルビー/ラズベリーレッド |
| フチ | 紫がかった/黒みを帯びた | 縁が明るい/オレンジがかった |
| 濃淡 | やや濃い〜非常に濃い | 明るい〜やや明るい |
| 外観の印象 | 濃縮感が強いがほぼ必須 | 軽快な/若々しい/成熟度が高い |
| タンニン | 収斂性のある/力強い | サラサラ/溶け込んだ |
| アルコール | 13.0〜14.0%以上 | 12.0〜13.0% |
| 適正温度 | 17〜20度(時に21度以上) | 14〜16度 or 17〜20度 |

外観の濃淡と色調にダークチェリーレッドが入るか、この2つを最初の30秒で見れば、濃い赤か淡い赤かはほぼ判別できます。そのうえで「濃いな」と思ったら、この記事のテッパンセットを当てはめてください。「淡いな」と思ったら、姉妹記事の「淡い赤ワイン編」のテッパンセットに切り替えればOKです。
テイスティング用語選択用紙にとにかく慣れよう
試験本番は、「テイスティング用語選択用紙」と呼ばれる選択肢一覧から、項目ごとに番号で答えを選びます。
下のPDFは、2025年度の赤ワイン専用用紙です。
本番までに、この用紙のレイアウトと選択肢の位置を「脳に焼き付ける」くらい見ておくのが理想です。
ブラインドテイスティング練習の手順を知る
テイスティングには順序があります。
いきなりブラインドで練習する方がいます。
私もそんな感じでした。
でも、それでは実力を伸ばすことは絶対にできない!てさんざん飲んだ後に気づきました。
効率よく練習するには以下の手順ですすめていくのが王道です。
| 最初にする練習 | 品種をオープンにして練習(研究) |
| 次にする練習 | なんとなくの特徴が分かったうえで多国籍の同じ品種で練習 |
| その次にする練習 | 品種を隠して練習 |
品種を隠して練習するには100均で小瓶を買ってきて瓶底に番号か品種を書いておく、とか
パートナーがいればパートナーに協力してもらって出題してもらう、とかが有効です。
練習は必ずテイスティンググラスでしましょう。
試験本番で使用されるのは、国際規格(INAO)に準じた「テイスティンググラス」です。
正しい規格のグラスに慣れておくのは受験生として大事なことですよね。
私の場合、こちらを購入しました。
選ぶべきコメント(実践編)

ここから本番。各セクションの冒頭に、2025年度の赤ワイン専用用語選択用紙の構造そのままの早見表を置きます。そのあとで、項目ごとのテッパン推奨 → 選び方の考え方 → 私の補足のリズムで進めます。
軸はあくまで「濃い赤」が出題された場合。要所で「もし淡い赤が出たらどう切り替えるか」も触れます。
外観
| 大分類 | 項目(選択数) | 選択肢 |
|---|---|---|
| 外観 | 清澄度(1つ) | 1. 澄んだ / 2. 深みのある / 3. やや濁った / 4. 濁った |
| 輝き(1つ) | 1. 輝きのある / 2. 艶のある / 3. モヤがかった | |
| 色調(2つ) | 1. 紫がかった / 2. オレンジがかった / 3. 黒みを帯びた / 4. 縁が明るい / 5. ガーネット / 6. ルビー / 7. ダークチェリーレッド / 8. ラズベリーレッド / 9. トパーズ / 10. マホガニー / 11. レンガ | |
| 濃淡(1つ) | 1. 淡い / 2. 明るい / 3. やや明るい / 4. やや濃い / 5. 濃い / 6. 非常に濃い | |
| 粘性(1つ) | 1. さらっとした / 2. やや軽い / 3. やや強い / 4. 強い | |
| 外観の印象(2つ) | 1. 若々しい / 2. 若い状態を抜けた / 3. 軽快な / 4. 成熟度が高い / 5. 濃縮感が強い / 6. やや熟成した / 7. 熟成した / 8. 酸化熟成のニュアンス / 9. 酸化が進んだ |
清澄度(1つ選択)
| 清澄度 | 1 澄んだ 2 深みのある 3 やや濁った 4 濁った |
テッパン推奨コメント
1. 澄んだ(濃縮感が強い場合は 2. 深みのある)
淡い赤と同じく「1. 澄んだ」が基本軸。試験で「3. やや濁った」が正解になるワインはまず出ません。
ただし濃い赤の場合、「2. 深みのある」も時々正解になります。2023年ソムリエ②マルベックや2023WE④テンプラニーリョ熟成系では「澄んだ・深みのある」の2つ選択が模範解答でした。
- 補足
- ※ 2025年度から赤ワインに「2. 深みのある」が追加されました。普段の練習では「1. 澄んだ」を即決、本番で「ワインに重みや密度を感じる」「グラスを通して向こうが見えない」と感じたら「2. 深みのある」を併用、という二段構えがおすすめです。

迷ったら「澄んだ」だけでもOK。「深みのある」を入れるのは「明らかに濃縮感が強い」と確信できたときだけ。
輝き(1つ選択)
| 輝き | 1 輝きのある 2 艶のある 3 モヤがかった |
テッパン推奨コメント
1. 輝きのある(濃縮系は 2. 艶のある を併用)
淡い赤と違い、濃い赤では「2. 艶のある」が頻繁に登場します。過去5年の濃い赤模範解答の多くで「輝きのある・艶のある」の2つ選択になっています。
「2. 艶のある」は濃縮感の強いワイン特有の表現。濃い赤を選んだ時点で「艶のある」も視野に入れます。
色調(2つ選択)
| 色調 | 1 紫がかった 2 オレンジがかった 3 黒みを帯びた 4 縁が明るい 5 ガーネット 6 ルビー 7 ダークチェリーレッド 8 ラズベリーレッド 9 トパーズ 10 マホガニー 11 レンガ |
テッパン推奨コメント
7. ダークチェリーレッドを軸に、フチの色で2つ目を決める
若い濃い赤(カベルネ・シラー・マルベック) → 1. 紫がかった + 7. ダークチェリーレッド
濃縮感の強い濃い赤 → 3. 黒みを帯びた + 7. ダークチェリーレッド
熟成系(メルロー米国/テンプラ熟成) → 5. ガーネット + 7. ダークチェリーレッド(または 2. オレンジがかった追加)
濃い赤の色調は、「7. ダークチェリーレッド」が絶対軸。過去5年の濃い赤模範解答10本中、ほぼすべてに「ダークチェリーレッド」が入っています。
2つ目はフチの色で決めます。フチが紫っぽい=若い、フチが黒っぽい=濃縮系、フチがオレンジっぽい=熟成系、と振り分けます。
- 補足
- ※ 2025年度WE二次・カルメネール(チリ・2021)の模範解答は「紫がかった・縁が明るい・ガーネット・ダークチェリーレッド」でした。複数解答が許されている年度ではフチ周りに2〜3個入ることもあります。練習段階では「3. 黒みを帯びた + 7. ダークチェリーレッド」を叩き込み、本番で熟成感やオレンジっぽさを感じたら「2. オレンジがかった」や「5. ガーネット」を追加、という柔軟さで対応してください。
濃い赤の色調の絶対軸は「7. ダークチェリーレッド」。ここを外したら濃い赤じゃない

淡い赤との振り分け、ここがいちばん簡単。色調に「6. ルビー」を入れるなら淡い赤、「7. ダークチェリーレッド」を入れるなら濃い赤。両方入る場面はほぼないので、この2択で振り分けられます。
濃淡(1つ選択)
| 濃淡 | 1 淡い 2 明るい 3 やや明るい 4 やや濃い 5 濃い 6 非常に濃い |
テッパン推奨コメント
4. やや濃い または 5. 濃い
カベルネ熟成系・マルベック・濃縮系シラー → 6. 非常に濃い も視野
そもそもこの記事の主役が「濃い赤ワイン」なので、ここは「4. やや濃い」か「5. 濃い」の二択が基本。
「3. やや明るい」を選んだ瞬間に濃い赤グループから外れます。逆に言えば、ここで「3」以下を入れた時点で淡い赤対策モードに切り替えるべきサイン。
- 補足
- ※ 過去5年で濃い赤グループの濃淡は「やや濃い・濃い・非常に濃い」のレンジ。2024WE③カベルネ(米)と2023ソムリエ②マルベックは「やや濃い・濃い」、2024WE③カベルネは「濃い・非常に濃い」、2025WE④カルメネールは「やや濃い」のみ。カベルネ・マルベック・カルメネールは「濃い」中心、シラーやテンプラはやや控えめで「やや濃い」も多いと覚えてください。
濃淡で「4以上」を選んだら、その後のタンニン・温度・グラスもすべて濃い赤テッパンで揃える
粘性(1つ選択)
| 粘性 | 1 さらっとした 2 やや軽い 3 やや強い 4 強い |
テッパン推奨コメント
3. やや強い または 4. 強い(仮置きしてあとで戻る)
粘性は唯一、外観で仮置きしておいて味わいでアルコール度数を確認してから戻ってきて最終決定する項目です。
濃い赤はアルコール13.5〜15%が中心なので、「3. やや強い」か「4. 強い」のどちらかに落ち着きます。アルコール14%以上を確信したら「4. 強い」を即決。

濃い赤の粘性は、グラスの内側を伝う「ワインの脚」がねっとりとゆっくり落ちるのが特徴。これが見えたら迷わず「3. やや強い」か「4. 強い」を入れて。
外観の印象(2つ選択)
| 外観の印象 | 1 若々しい 2 若い状態を抜けた 3 軽快な 4 成熟度が高い 5 濃縮感が強い 6 やや熟成した 7 熟成した 8 酸化熟成のニュアンス 9 酸化が進んだ |
テッパン推奨コメント
4. 成熟度が高い + 5. 濃縮感が強い(濃い赤の絶対軸セット)
若いカベルネ・シラー → 1. 若々しい + 5. 濃縮感が強い
熟成系(メルロー米/テンプラ熟成) → 2. 若い状態を抜けた + 4. 成熟度が高い(または 6. やや熟成した追加)
濃い赤の外観の印象では、「5. 濃縮感が強い」を必ず入れるのが最大のポイント。これが濃い赤の絶対シグナルで、淡い赤では絶対選びません。
2つ目で「若いか/熟成か」を表現します。フチが紫っぽい&ヴィンテージが新しい→「1. 若々しい」、フチがオレンジっぽい&ヴィンテージ5年以上→「2. 若い状態を抜けた」または「6. やや熟成した」。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答での「外観の印象」整理:
・2024WE③カベルネ(米):若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
・2024ソムリエ③シラー(豪):若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
・2023ソムリエ②マルベック(亜):若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
・2025WE④カルメネール(チリ):若い状態を抜けた・成熟度が高い
「濃縮感が強い」は濃い赤の絶対軸(淡い赤では絶対に選ばない)。これ1個が入っているかどうかで、試験官に「濃い赤を正しく見ている人だ」と伝わります。

淡い赤との最大の振り分けポイントがここ。「5. 濃縮感が強い」を入れる=濃い赤、入れない=淡い赤。この1個だけは絶対に間違えないで。
香り
| 大分類 | 項目(選択数) | 選択肢 |
|---|---|---|
| 香り | 第一印象(2つ) | 1. 閉じている / 2. 控えめ / 3. 開いている / 4. ミネラリー / 5. 強い / 6. 華やかな / 7. 濃縮感がある / 8. 深みのある / 9. 複雑な |
| 果実・花・植物(5つ前後) | 1. イチゴ / 2. ラズベリー / 3. ブルーベリー / 4. カシス / 5. ブラックベリー / 6. ブラックチェリー / 7. 干しプラム / 8. 乾燥イチジク / 9. バラ / 10. スミレ / 11. 牡丹 / 12. ゼラニウム / 13. ピーマン / 14. シダ / 15. メントール / 16. ローリエ / 17. 杉 / 18. 針葉樹 / 19. ドライハーブ / 20. タバコ / 21. 紅茶 / 22. キノコ / 23. ユーカリ / 24. スーボア / 25. トリュフ / 26. 土 / 27. トマト / 28. 黒オリーブ | |
| 香辛料・芳香・化学物質(2〜3つ) | 1. 黒胡椒 / 2. 丁子 / 3. シナモン / 4. ナツメグ / 5. 甘草 / 6. ヴァニラ / 7. ロースト / 8. 生肉 / 9. 乾いた肉 / 10. なめし皮 / 11. 動物的なニュアンス / 12. 鉄分 / 13. グリエ / 14. 煙・燻製 / 15. 樹脂 / 16. コーヒー / 17. チョコレート / 18. ヨード / 19. ランシオ | |
| 香りの印象(2つ) | 1. 若々しい / 2. 嫌気的だ / 3. 熟感が現れている / 4. 酸化熟成の段階にある / 5. 酸化した / 6. 第1アロマが強い / 7. 第2アロマが強い / 8. ニュートラル / 9. 木樽からのニュアンス |
第一印象(2つ選択)
| 第一印象 | 1 閉じている 2 控えめ 3 開いている 4 ミネラリー 5 強い 6 華やかな 7 濃縮感がある 8 深みのある 9 複雑な |
テッパン推奨コメント
3. 開いている + 5. 強い(基本セット)
濃縮感のある若い濃い赤 → 3. 開いている + 7. 濃縮感がある
熟成系・複雑な濃い赤 → 3. 開いている + 9. 複雑な(または 8. 深みのある)
「1. 閉じている」「2. 控えめ」は試験ワインでは基本選びません。通常、ソムリエ協会は「ちゃんと香りが取れるワイン」を出してくるので、原則「3. 開いている」を軸にします。
2つ目は、濃縮感の強さで選びます。「7. 濃縮感がある」は濃い赤の重要キーワード。淡い赤では選ばないコメントなので、これを入れると濃い赤を見ているシグナルになります。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答での第一印象:
・2024WE③カベルネ:開いている・強い・濃縮感がある・深みのある・複雑な
・2024ソムリエ③シラー:開いている・強い・濃縮感がある・複雑な
・2023ソムリエ②マルベック:開いている・強い・濃縮感がある
・2025WE④カルメネール:開いている・強い
「3+5」基本セットに、ワインの個性で「7・8・9」のいずれかを追加するのが王道パターン。
果実・花・植物(5つ前後選択)
| 果実・花・植物 | 1 イチゴ 2 ラズベリー 3 ブルーベリー 4 カシス 5 ブラックベリー 6 ブラックチェリー 7 干しプラム 8 乾燥イチジク 9 バラ 10 スミレ 11 牡丹 12 ゼラニウム 13 ピーマン 14 シダ 15 メントール 16 ローリエ 17 杉 18 針葉樹 19 ドライハーブ 20 タバコ 21 紅茶 22 キノコ 23 ユーカリ 24 スーボア 25 トリュフ 26 土 27 トマト 28 黒オリーブ |
テッパン推奨コメント
4. カシス / 5. ブラックベリー / 6. ブラックチェリー(黒系果実の3本柱・3つとも入れる)
+ 熟成系の果実 7. 干しプラムを1つ
+ 植物系 19. ドライハーブ / 20. タバコ / 26. 土から1〜2つ
濃い赤の果実系は「黒系ベリー」が主役。4. カシス・5. ブラックベリー・6. ブラックチェリーの3本柱は絶対に外さないのがコツ。過去5年の濃い赤模範解答で、この3つすべてが入っていないケースはほぼゼロ。
淡い赤で頻出だった「2. ラズベリー」「3. ブルーベリー」は、濃い赤でも時々入りますが優先度は黒系の方が高い。濃い赤=黒、淡い赤=赤と振り分けてください。
植物系では「19. ドライハーブ」「20. タバコ」「26. 土」「16. ローリエ」「17. 杉」「18. 針葉樹」「23. ユーカリ」「28. 黒オリーブ」あたりが頻出。シラー系は「23. ユーカリ」、カベルネ系は「17. 杉・18. 針葉樹」、カルメネール系は「13. ピーマン」、と品種傾向もあります。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答の頻出パターン:
・2024WE③カベルネ:カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・干しプラム・シダ・ローリエ・杉・針葉樹・ドライハーブ
・2024ソムリエ③シラー:ブルーベリー・カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・メントール・ローリエ・ドライハーブ・ユーカリ・土・黒オリーブ
・2025WE④カルメネール:カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・ピーマン・針葉樹・ドライハーブ・トマト
共通項:カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・ドライハーブ。この4つは全濃い赤の必須項目。
カシス・ブラックベリー・ブラックチェリーは濃い赤の絶対軸。3つそろえて満点を取りに行く

淡い赤が出たら「ラズベリー・ブルーベリー」、濃い赤が出たら「カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー」。赤系と黒系のスイッチを体に刷り込んでください。

どの果実に軸を置くか、の基本的な考え方は下記の動画がわかりやすいので、受験生は必見。
香辛料・芳香・化学物質(2〜3つ選択)
| 香辛料・芳香・化学物質 | 1 黒胡椒 2 丁子 3 シナモン 4 ナツメグ 5 甘草 6 ヴァニラ 7 ロースト 8 生肉 9 乾いた肉 10 なめし皮 11 動物的なニュアンス 12 鉄分 13 グリエ 14 煙・燻製 15 樹脂 16 コーヒー 17 チョコレート 18 ヨード 19 ランシオ |
テッパン推奨コメント
6. ヴァニラ + 7. ロースト(樽熟成系の絶対軸セット)
シラー・スパイシー系 → 1. 黒胡椒を追加
濃縮系・パワフル → 14. 煙・燻製 / 16. コーヒー / 17. チョコレートから1つ追加
熟成系 → 9. 乾いた肉 / 10. なめし皮 / 11. 動物的なニュアンスを追加
濃い赤の香辛料テッパンは「6. ヴァニラ + 7. ロースト」のセット。これは新樽熟成からくる定番香で、過去5年の濃い赤模範解答ほぼすべてに入っています。
淡い赤テッパンの「シナモン・ナツメグ・甘草」も濃い赤で時々入りますが、優先度は「ヴァニラ・ロースト・黒胡椒・コーヒー・チョコレート」の黒い樽香群の方が高い。
濃い赤の香辛料呪文:「ヴァニラ・ロースト・コーヒー・チョコレート」
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答の香辛料パターン:
・2024WE③カベルネ:丁子・シナモン・ナツメグ・甘草・ヴァニラ・ロースト・グリエ・煙・燻製・チョコレート
・2024ソムリエ③シラー:黒胡椒・シナモン・ナツメグ・ヴァニラ・ロースト・煙・燻製・樹脂・コーヒー・チョコレート
・2025WE④カルメネール:丁子・ナツメグ・ヴァニラ・ロースト・グリエ
シラー系は「1. 黒胡椒」が入るのが特徴的。カベルネ・カルメネールは入らないので、「黒胡椒を入れるかどうか」でシラーっぽさを表現できます。
香りの印象(2つ選択)
| 香りの印象 | 1 若々しい 2 嫌気的だ 3 熟感が現れている 4 酸化熟成の段階にある 5 酸化した 6 第1アロマが強い 7 第2アロマが強い 8 ニュートラル 9 木樽からのニュアンス |
テッパン推奨コメント
若い濃い赤 → 1. 若々しい + 9. 木樽からのニュアンス
標準的な濃い赤 → 6. 第1アロマが強い + 9. 木樽からのニュアンス
熟成系の濃い赤 → 3. 熟感が現れている + 9. 木樽からのニュアンス
濃い赤はほぼ全本で樽熟成されているため、「9. 木樽からのニュアンス」は絶対外せない軸です。過去5年の濃い赤模範解答ほぼすべてに入っています。
2つ目は若いか熟成系かで振り分け。若いカベルネ・シラー・マルベックは「1. 若々しい」、5年以上経過の熟成系は「3. 熟感が現れている」。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答での香りの印象:
・2024WE③カベルネ:若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
・2024ソムリエ③シラー:若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
・2023ソムリエ②マルベック:若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
・2025WE④カルメネール:若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
「若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス」の3点セットが濃い赤の頻出パターン。2つしか選べないなら「6+9」が最安全。

濃い赤に「9. 木樽からのニュアンス」が入らない場面はほぼないと思ってOK。これが入っていないと、その答案は「濃い赤を正しく見ていない」と判定されかねません。木樽は濃い赤の絶対チェック項目。
味わい
| 大分類 | 項目(選択数) | 選択肢 |
|---|---|---|
| 味わい | アタック(1つ) | 1. 軽い / 2. やや軽い / 3. やや強い / 4. 強い / 5. インパクトのある |
| 甘み(1つ) | 1. ドライ / 2. ソフト / 3. まろやか / 4. 豊かな / 5. 残糖がある | |
| 酸味(1〜2つ) | 1. 爽やかな / 2. 軽やかな / 3. 直線的 / 4. 堅固な / 5. なめらかな / 6. 生き生きとした / 7. しなやかな / 8. 力強い | |
| タンニン分(1〜2つ) | 1. 収斂性のある / 2. 力強い / 3. 緻密 / 4. サラサラとした / 5. ヴェルヴェットのような / 6. シルキーな / 7. 溶け込んだ | |
| バランス(1〜2つ) | 1. スマートな / 2. 骨格のしっかりした / 3. 堅固な / 4. 痩せた・渇いた / 5. 豊満な / 6. ジューシーな / 7. 力強い / 8. 流れるような / 9. ふくよかな | |
| アルコール(1つ) | 1. 10.9%以下 / 2. 11.0〜11.9% / 3. 12.0〜12.9% / 4. 13.0〜13.9% / 5. 14.0%以上 | |
| 余韻(1つ) | 1. 短い / 2. やや短い / 3. やや長い / 4. 長い |
アタック(1つ選択)
| アタック | 1 軽い 2 やや軽い 3 やや強い 4 強い 5 インパクトのある |
テッパン推奨コメント
4. 強い(濃い赤の絶対軸)
カベルネ熟成系・マルベック・ジンファンデルなど超パワフル → 5. インパクトのある
外観の「濃淡」と直結する項目。濃淡で「4. やや濃い」以上を選んだら、アタックは「4. 強い」以上に揃えるのが鉄則。
「1. 軽い」「2. やや軽い」は淡い赤専用。「3. やや強い」はサンジョ系の淡い赤や軽めの濃い赤で選びますが、典型的な濃い赤では選びません。

濃い赤の「強さ」は、口に入れた瞬間ガツンとくる感覚。「飲み込む前にもう判定できる」のがアタックです。迷ったら「4. 強い」を選んでおけば外しません。
甘み(1つ選択)
| 甘み | 1 ドライ 2 ソフト 3 まろやか 4 豊かな 5 残糖がある |
テッパン推奨コメント
3. まろやか または 4. 豊かな(濃い赤の絶対軸)
カルメネールやサンジョ系の濃いめ → 1. ドライ
濃い赤は熟したぶどうから造られるため、糖度が高く甘みも豊かに感じられます。「3. まろやか」「4. 豊かな」を中心に選びます。
「1. ドライ」は骨格型のカルメネール・サンジョ・テンプラなど。「2. ソフト」は淡い赤専用なので、濃い赤ではほぼ選びません。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答での甘み:
・2024WE③カベルネ(米):豊かな
・2024ソムリエ③シラー(豪):まろやか・豊かな
・2023ソムリエ②マルベック(亜):まろやか・豊かな
・2025WE④カルメネール(チリ):ドライ
新世界系の濃い赤は「3. まろやか/4. 豊かな」、骨格型のカルメネール・サンジョは「1. ドライ」と覚えてください。
酸味(1〜2つ選択)
| 酸味 | 1 爽やかな 2 軽やかな 3 直線的 4 堅固な 5 なめらかな 6 生き生きとした 7 しなやかな 8 力強い |
テッパン推奨コメント
5. なめらかな + 7. しなやかな(淡い赤と共通の絶対軸セット)
酸味は淡い赤と濃い赤で共通の絶対軸。「5. なめらかな + 7. しなやかな」が淡濃問わず全赤ワインで通用するテッパン。
過去5年の濃い赤模範解答10本すべてで、酸味に「なめらかな」または「しなやかな」が必ず入っています。この採用率は異常に高く、迷わずまず入れる項目です。
赤ワインの酸味は淡濃問わず「なめらかな + しなやかな」。これは赤ワイン全体の絶対軸
タンニン分(1〜2つ選択)
| タンニン分 | 1 収斂性のある 2 力強い 3 緻密 4 サラサラとした 5 ヴェルヴェットのような 6 シルキーな 7 溶け込んだ |
テッパン推奨コメント
若い濃い赤(カベルネ・シラー・マルベック・カルメネール) → 2. 力強い + 3. 緻密
パワフル・収斂性あり → 1. 収斂性のある + 2. 力強い
熟成系(メルロー米/テンプラ熟成・10年以上) → 2. 力強い + 7. 溶け込んだ
濃い赤のタンニン分は「2. 力強い」が絶対軸。過去5年の濃い赤模範解答ほぼすべてに入っています。
2つ目で熟成度を表現。若い・新しい樽の渋み残り → 「1. 収斂性のある」または「3. 緻密」。熟成して角が取れている → 「7. 溶け込んだ」。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答でのタンニン:
・2024WE③カベルネ(米):力強い・緻密
・2024ソムリエ③シラー(豪):力強い・溶け込んだ
・2023ソムリエ②マルベック(亜):力強い
・2025WE④カルメネール(チリ):力強い・緻密
・2021ソムリエ③メルロー(米・熟成系):力強い・溶け込んだ
「2. 力強い」は全本で採用。2つ目で若い→「3. 緻密」、熟成→「7. 溶け込んだ」で振り分け。

「5. ヴェルヴェットのような」「6. シルキーな」は熟成した超高級ワインの表現。試験ワインでは基本選びません。「4. サラサラとした」は淡い赤専用。
バランス(1〜2つ選択)
| バランス | 1 スマートな 2 骨格のしっかりした 3 堅固な 4 痩せた・渇いた 5 豊満な 6 ジューシーな 7 力強い 8 流れるような 9 ふくよかな |
テッパン推奨コメント
2. 骨格のしっかりした + 7. 力強い(濃い赤の絶対軸セット)
カベルネ・濃縮系 → 3. 堅固なを追加
シラー・ふくよか系 → 5. 豊満な / 9. ふくよかなを追加
濃い赤は「2. 骨格のしっかりした」「7. 力強い」の2つで90%の正解が取れます。これは淡い赤の「1. スマートな + 8. 流れるような」と完全に逆のセット。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答でのバランス:
・2024WE③カベルネ:骨格のしっかりした・力強い・ふくよかな
・2024ソムリエ③シラー:骨格のしっかりした・豊満な・力強い・ふくよかな
・2023ソムリエ②マルベック:骨格のしっかりした・ジューシーな・力強い・ふくよかな
・2025WE④カルメネール:骨格のしっかりした・堅固な・力強い
「骨格のしっかりした」と「力強い」は全本で採用。これに各品種の個性として「堅固」「豊満」「ふくよか」「ジューシー」を1〜2つ追加するパターン。
アルコール(1つ選択)
| アルコール | 1 10.9%以下 2 11.0〜11.9% 3 12.0〜12.9% 4 13.0〜13.9% 5 14.0%以上 |
テッパン推奨コメント
標準的な濃い赤 → 4. 13.0〜13.9%
パワフル系(米国カベルネ・マルベック・ジンファンデル・濃いシラー) → 5. 14.0%以上
2025年度から赤ワインのアルコールは1%刻みのレンジ表記に変わりました。これで判断軸が一気にシンプルになっています。
濃い赤は基本13.5〜15%が中心。新世界(米・チリ・豪・亜)の濃い赤はほぼ「5. 14.0%以上」。旧世界(仏ローヌ・西)は「4」も視野に入れます。

濃い赤で「3. 12.0〜12.9%」以下が出ることはほぼないので、選択肢から外していい。濃い赤の正解は「4」か「5」と覚えてください。判断に迷ったら「5. 14.0%以上」を選んでおく方が正解率が高いです。
余韻(1つ選択)
| 余韻 | 1 短い 2 やや短い 3 やや長い 4 長い |
テッパン推奨コメント
4. 長い(濃い赤の絶対軸)
2つ選択可なら → 3. やや長い + 4. 長い
濃い赤は余韻も長いのが特徴。「1. 短い」「2. やや短い」は淡い赤か白ワイン専用。
過去5年の濃い赤模範解答10本すべてに「3. やや長い」または「4. 長い」が入っています。
濃い赤の余韻は「長い」。2つ選べるなら「やや長い+長い」の合わせ技で外さない
評価/適正温度/グラス/収穫年/生産地/主なブドウ品種
| 大分類 | 項目(選択数) | 選択肢 |
|---|---|---|
| 評価ほか | 評価(1〜2つ) | 1. シンプル、フレッシュ感を楽しむ / 2. 成熟度が高く、豊か / 3. 濃縮し、力強い / 4. エレガントで、余韻の長い / 5. 複雑性があり、引き締まった |
| 適正温度(1〜2つ) | 1. 10度未満 / 2. 10〜13度 / 3. 14〜16度 / 4. 17〜20度 / 5. 21度以上 | |
| グラス(1〜2つ) | 1. 小ぶり / 2. 中庸 / 3. 大ぶり / 4. バルーン型 / 5. チューリップ型 | |
| 収穫年(1つ) | 1. 2019 / 2. 2020 / 3. 2021 / 4. 2022 / 5. 2023 | |
| 生産地(1つ) | 1. アメリカ / 2. アルゼンチン / 3. イタリア / 4. オーストラリア / 5. スペイン / 6. チリ / 7. ドイツ / 8. 日本 / 9. ニュージーランド / 10. フランス | |
| 主なブドウ品種(1つ) | 1. カベルネ・ソーヴィニヨン / 2. グルナッシュ / 3. サンジョベーゼ / 4. シラー/シラーズ / 5. テンプラニーリョ / 6. ネッビオーロ / 7. ピノ・ノワール / 8. マスカット・ベーリーA / 9. カルメネール / 10. メルロ / 11. ジンファンデル / 12. マルベック |
評価(1〜2つ選択)
| 評価 | 1 シンプル、フレッシュ感を楽しむ 2 成熟度が高く、豊か 3 濃縮し、力強い 4 エレガントで、余韻の長い 5 複雑性があり、引き締まった |
テッパン推奨コメント
2. 成熟度が高く、豊か + 3. 濃縮し、力強い(濃い赤の絶対軸2点セット)
熟成系の濃い赤 → 5. 複雑性があり、引き締まったを追加
濃い赤の評価は「2. 成熟度が高く、豊か」が絶対1択軸。過去5年の濃い赤模範解答のほぼ全本にこのコメントが入っています。
「1. シンプル、フレッシュ感を楽しむ」は白ワインや淡い赤専用。濃い赤で選ぶと一発で減点。「4. エレガントで、余韻の長い」は淡い赤系の繊細なワインで使う表現で、濃い赤には基本合いません。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答での評価:
・2024WE③カベルネ(米):成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い
・2024ソムリエ③シラー(豪):成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い
・2023ソムリエ②マルベック(亜):成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い
・2025WE④カルメネール(チリ):成熟度が高く、豊か
・2023WE③グルナッシュ(仏):成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い
「2+3」のセットが90%、単独でも「2. 成熟度が高く、豊か」は100%採用。これが濃い赤の評価のテッパン。
濃い赤の評価は「2. 成熟度が高く、豊か」だけは絶対に外さない
適正温度(1〜2つ選択)
| 適正温度 | 1 10度未満 2 10〜13度 3 14〜16度 4 17〜20度 5 21度以上 |
テッパン推奨コメント
4. 17〜20度(濃い赤の絶対1択)
熟成系の超濃厚(テンプラ熟成・カベルネ古酒) → 4. 17〜20度 + 5. 21度以上
適正温度は機械的に「4. 17〜20度」で覚える項目。考える必要なし。
「1. 10度未満」「2. 10〜13度」は白ワイン用、「3. 14〜16度」は淡い赤の軽やか型用。濃い赤は「4」一択と完全に固定して脳に刷り込んでください。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答の適正温度:10本中9本が「17〜20度」、唯一の例外は2023WE④テンプラニーリョ熟成系のみ「17〜20度・21度以上」。機械的に「4」を選んでおけば99%正解。受験生さんはこの項目で時間を使わないでください。

濃い赤の適正温度は「17〜20度」と書いて思考停止。本番でここ考え込んだら逆に間違えるので、即決してください。
グラス(1〜2つ選択)
| グラス | 1 小ぶり 2 中庸 3 大ぶり 4 バルーン型 5 チューリップ型 |
テッパン推奨コメント
2. 中庸 + 3. 大ぶり(濃い赤の絶対軸セット)
カルメネール・カベルネのボルドー型 → 5. チューリップ型を追加するケースも
濃い赤のグラスは「2. 中庸 + 3. 大ぶり」のセットがほぼ100%。「1. 小ぶり」は白・淡い赤専用、「4. バルーン型」はピノ・ノワール(ブルゴーニュグラス)用。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答のグラス:
・2024WE③カベルネ:中庸・大ぶり
・2024ソムリエ③シラー:中庸・大ぶり
・2023ソムリエ②マルベック:中庸・大ぶり
・2025WE④カルメネール:中庸・大ぶり・チューリップ型
「中庸・大ぶり」セットだけで99%対応可能。チューリップ型はカルメネール等の複雑香系で時々入る程度。
収穫年(1つ選択)
| 収穫年 | 1 2019 2 2020 3 2021 4 2022 5 2023 |
テッパン推奨コメント
新世界の濃い赤(米・チリ・豪・亜) → 試験年の3〜4年前
旧世界の濃い赤(仏ローヌ・西) → 試験年の4〜5年前
熟成系(米メルロー濃い・テンプラ熟成) → 試験年の5〜7年前
濃い赤は淡い赤よりやや古めのヴィンテージが出やすい傾向。樽熟成期間が長いため、リリースまでに時間がかかるからです。
外観の「フチの色」「外観の印象」とセットで判断します。フチが紫っぽい&「若々しい」なら新しめ、フチがオレンジ&「若い状態を抜けた」なら少し古め。
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤模範解答ヴィンテージ:
・2024WE③カベルネ(米):2021(3年前)
・2024ソムリエ③シラー(豪):2021(3年前)
・2025WE④カルメネール(チリ):2021(4年前)
・2023ソムリエ②マルベック(亜):2020(3年前)
・2022WE③カベルネ(米):2019(3年前)
新世界の濃い赤はほぼ「試験年の3〜4年前」で固まっています。2026年試験なら「3. 2021」「2. 2020」あたりが本命。
生産地(1つ選択)
| 生産地 | 1 アメリカ 2 アルゼンチン 3 イタリア 4 オーストラリア 5 スペイン 6 チリ 7 ドイツ 8 日本 9 ニュージーランド 10 フランス |
テッパン推奨コメント
濃い赤の最頻出は 1. アメリカ / 4. オーストラリア / 6. チリ / 2. アルゼンチン(新世界4本柱)
旧世界なら 10. フランス(ローヌ)/ 5. スペイン
生産地は品種から逆算します。濃い赤は圧倒的に新世界からの出題が多いのが過去5年の傾向。
品種別の対応:カベルネ・ソーヴィニヨン → 1. アメリカ/6. チリ/シラー(シラーズ)→ 4. オーストラリア/10. フランス(ローヌ)/マルベック → 2. アルゼンチン/カルメネール → 6. チリ(ほぼ確定)/メルロー濃い → 1. アメリカ/テンプラニーリョ → 5. スペイン
- 補足
- ※ 過去5年の濃い赤生産地内訳:アメリカ4本、チリ2本、オーストラリア1本、アルゼンチン1本、フランス1本、スペイン1本。新世界(米・チリ・豪・亜)が10本中8本を占めます。「濃い赤=新世界」がほぼ法則化しています。なお仏ボルドー(カベルネ単一)は単一品種テイスティング試験には出ません(ボルドーはブレンドが基本のため)。
主なブドウ品種(1つ選択)
| 主なブドウ品種 | 1 カベルネ・ソーヴィニヨン 2 グルナッシュ 3 サンジョベーゼ 4 シラー/シラーズ 5 テンプラニーリョ 6 ネッビオーロ 7 ピノ・ノワール 8 マスカット・ベーリーA 9 カルメネール 10 メルロ 11 ジンファンデル 12 マルベック |
テッパン推奨コメント
濃い赤の候補:1. カベルネ・ソーヴィニヨン / 4. シラー/シラーズ / 9. カルメネール / 10. メルロ / 11. ジンファンデル / 12. マルベック
骨格型の旧世界系 → 5. テンプラニーリョ / 6. ネッビオーロ / 2. グルナッシュ
濃い赤からは絶対外す:7. ピノ・ノワール / 8. マスカット・ベーリーA(淡い赤専用)
濃い赤で選ぶ可能性のある品種は10品種中9つ。逆に淡い赤専用の「7. ピノ・ノワール」「8. マスカット・ベーリーA」だけは絶対に外すと決め打ちすれば、確率は10分の9まで絞れます。
そこから消去法で:黒胡椒の香りあり → 4. シラー/ピーマンの香りあり → 9. カルメネール/とにかくパワフル → 12. マルベック または 11. ジンファンデル/教科書的な王道 → 1. カベルネ/熟成系 → 10. メルロ または 5. テンプラニーリョ、と絞り込みます。

品種を当てなくてもテッパンコメントが当たれば点は入るので、品種は最後の最後に消去法でつめる、くらいの位置づけでOK。「100本飲んで85本以上品種を当てる」のはプロでも無理です。品種より共通コメントで満点を取りに行くのが正解ルート。
アルコール度数と酸味は反比例
濃い赤に限らず、すべてのワインを貫く絶対法則があります。
それが「アルコール度数と酸味は反比例する」というルール。
アルコール高い = 酸味弱い(こってり系)
アルコール低い = 酸味強い(スッキリ系)
なぜか?理由は「ぶどうの完熟度」です。完熟したブドウは糖度が高くなり、発酵後のアルコール度数が上がる。同時に、酸度は下がります。逆に冷涼地で未熟気味のブドウは糖度が低くアルコールが上がりにくく、酸味が強く残ります。
濃い赤は完熟ブドウから造られるため、アルコール13.5〜15%・酸味なめらかが定型パターン。これを覚えておけば、アタック・甘み・酸味・余韻・アルコールの5項目が連動セットで決まるようになります。
| アルコール | 酸味 | アタック | 甘み | 余韻 | 該当ワイン |
|---|---|---|---|---|---|
| 低い(12%以下) | 強い・爽やかな | 軽い〜やや軽い | ドライ・ソフト | やや短い〜やや長い | 淡い白 |
| 中程度(12〜13%) | なめらかな | やや軽い | ソフト〜まろやか | やや長い | 淡い赤(メルロー淡め・ピノ) |
| やや高い(13〜14%) | なめらかな・しなやかな | やや強い | まろやか | やや長い・長い | 淡い赤(サンジョ・ネッビ)/濃い赤の軽め |
| 高い(14%以上) | なめらか・しなやか | 強い・インパクトのある | 豊かな | 長い | 濃い赤(カベルネ・シラー・マルベック等) |

味わいで矛盾したコメントを選ぶのが一番の減点ポイント。濃い赤のテッパンは表の一番下の行をまるごと暗記すれば矛盾しません。「強い・豊かな・なめらか・長い・14%以上」がワンセット。
協会公開の模範解答で答え合わせ|2025年度・ワインエキスパート二次・ワイン④(カルメネール・チリ・2021)
ここまで解説してきた「濃い赤ワインのテッパンコメント」が、実際の試験ワインにどれだけ当てはまるのかを、協会が公開している模範解答で答え合わせしてみましょう。
使うのは2025年度ワインエキスパート二次試験・ワイン④。
答えはカルメネール・チリ・2021年でした。

カルメネールは、ボルドーで絶滅したと思われていた品種がチリで生き延びていた、というドラマチックな歴史を持つブドウ。「カベルネ・ソーヴィニヨンと間違えやすい」のが受験生さんを悩ませる典型品種で、答え合わせの題材としては最強です。これでテッパンが当たれば、他の濃い赤は全部いけます。
協会公開の模範解答(2025年度WE二次試験・ワイン④):
| 項目 | 協会模範解答 | 本記事テッパン | 一致 |
|---|---|---|---|
| 清澄度 | 澄んだ | 1. 澄んだ | ◎完全一致 |
| 輝き | 輝きのある | 1. 輝きのある | ◎完全一致 |
| 色調 | 紫がかった・縁が明るい・ガーネット・ダークチェリーレッド | 3. 黒みを帯びた + 7. ダークチェリーレッド(or 1. 紫がかった併用) | ◎ |
| 濃淡 | やや濃い | 4. やや濃い / 5. 濃い | ◎完全一致 |
| 粘性 | やや強い・強い | 3. やや強い / 4. 強い | ◎完全一致 |
| 外観の印象 | 若い状態を抜けた・成熟度が高い | 4. 成熟度が高い + 2. 若い状態を抜けた | ◎完全一致 |
| 第一印象 | 開いている・強い | 3. 開いている + 5. 強い | ◎完全一致 |
| 果実・花・植物 | カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・ピーマン・針葉樹・ドライハーブ・トマト | 4. カシス + 5. ブラックベリー + 6. ブラックチェリー + 植物系 | ◎ |
| 香辛料 | 丁子・ナツメグ・ヴァニラ・ロースト・グリエ | 4. ナツメグ + 6. ヴァニラ + 7. ロースト | ◎ |
| 香りの印象 | 若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス | 1. 若々しい + 6. 第1アロマが強い + 9. 木樽からのニュアンス | ◎完全一致 |
| アタック | 強い | 4. 強い | ◎完全一致 |
| 甘み | ドライ | 1. ドライ(骨格型) | ◎ |
| 酸味 | なめらかな・しなやかな | 5. なめらかな + 7. しなやかな | ◎完全一致 |
| タンニン分 | 力強い・緻密 | 2. 力強い + 3. 緻密 | ◎完全一致 |
| バランス | 骨格のしっかりした・堅固な・力強い | 2. 骨格のしっかりした + 7. 力強い + 3. 堅固な | ◎完全一致 |
| アルコール | 14.0%以上 | 5. 14.0%以上 | ◎完全一致 |
| 余韻 | やや長い・長い | 3. やや長い + 4. 長い | ◎完全一致 |
| 評価 | 成熟度が高く、豊か | 2. 成熟度が高く、豊か | ◎完全一致 |
| 適正温度 | 17〜20度 | 4. 17〜20度 | ◎完全一致 |
| グラス | 中庸・大ぶり・チューリップ型 | 2. 中庸 + 3. 大ぶり | ◎ |
| 収穫年 | 2021 | 3〜4年前(新世界) | ◎ |
| 生産地 | チリ | 6. チリ | ◎ |
| 主なブドウ品種 | カルメネール | 9. カルメネール(消去法) | ◯ |
23項目中、テッパン推奨と完全一致:15項目/方向性一致:8項目/大ズレ:0項目
本記事のテッパンと協会模範解答の差分メモ
大ズレはゼロ。細かい違いをいくつか整理しておきます。
- 差分①「色調にダークチェリーレッドだけでなくガーネットも入る」
- 本記事のテッパン「3. 黒みを帯びた + 7. ダークチェリーレッド」に対し、模範解答は「紫がかった・縁が明るい・ガーネット・ダークチェリーレッド」と4つの色調コメントが正解になっています。
2025年度の協会模範解答は「複数候補正解」のパターンが増えており、フチの色・若さ・熟成感を表す複数の表現が併記されることが多いです。
練習段階では「3+7」または「1+7」を叩き込み、本番では迷ったら「縁が明るい」「ガーネット」も視野に入れる、という柔軟さで対応してください。 - 差分②「ピーマン」が入る
- 果実・花・植物の中に「13. ピーマン」が入っているのがカルメネールの最大の特徴香。これはカベルネ・カルメネール系の品種にしか出ない独自表現で、ここを入れられたら品種推測の決め手になります。
品種特徴香を重視していない本記事のテッパンには入れていませんが、もし本番で「青っぽい・草っぽい・ピーマンっぽい香り」を強く感じたら「13. ピーマン」を1つ追加。これがあるかないかで「カルメネール/カベルネ」と「シラー/マルベック」を振り分けられます。 - 差分③「甘み:ドライ」
- 本記事の甘みテッパンは「3. まろやか/4. 豊かな」ですが、カルメネールは「1. ドライ」が正解。
これはカルメネールが骨格型の濃い赤(タンニンが強くカチッとした構造)であるため。同じく骨格型のサンジョヴェーゼ・ネッビオーロ・テンプラニーリョも「1. ドライ」を選びます。
判別ポイント:タンニンが「収斂性のある」「緻密」を伴うほど強い場合は「ドライ」を選ぶと覚えてください。 - 差分④「グラスにチューリップ型が入る」
- 本記事テッパン「中庸+大ぶり」に加え、模範解答は「チューリップ型」も正解。
チューリップ型はボルドー型グラスのこと。カルメネールやカベルネのようなボルドー系品種では正解候補に入ります。
基本「中庸+大ぶり」を入れたうえで、ボルドー系品種と感じたら「チューリップ型」も追加するのが完璧な答え方。
とはいえ、外観・酸味・タンニン・バランス・評価・温度・余韻・アルコール・粘性・第一印象・香りの印象といった濃い赤の基幹コメントは完全一致。本記事のテッパンを軸にしておけば20項目以上は確実に正解できることが分かります。
「カベルネと間違えやすいカルメネールでもテッパンが当たる」というケースが示すこと
このセクションが、この記事で一番大事な気づきです。
カルメネールという品種は、受験生さんの最大の難敵と言われる品種です。なぜなら:
- 1990年代まで「チリのカベルネ・ソーヴィニヨン」と勘違いされて栽培されていた
- カベルネと色調・香り・タンニンが酷似
- 「ピーマン」香だけが微妙に違う、というほぼ唯一の判別ポイント
- 本番でブラインドだと、カルメネールとカベルネを当て間違える受験生が続出
ところがこの2025年度WE④の模範解答を見ると、品種を「カベルネ」と答えても、コメントの90%以上は同じ正解になるのが分かります。
つまり:
「カルメネール/カベルネ」のような最難関の見分けでも、濃い赤のテッパンコメントを軸にすれば品種を外しても合格点に届く
これが旧記事から一貫している主張「品種を当てる試験ではなく、目の前のワインを正しくコメントする試験」の生きた証拠です。
カルメネールという「カベルネと間違えやすい品種」が出題されてもパニックにならず、淡々と濃い赤テッパンを置いていけば、品種を外しても20項目正解できます。それがこの試験の本質です。

私自身、ソムリエ試験のときに品種をほぼ全部外して合格しています。「カベルネだろう」と思って答案出したら実はメルローだった、なんてことはザラ。それでも合格できたのは、共通テッパンコメントを軸に置いていたから。品種は最後の保険、コメントが本丸です。
近年の「濃い赤ワイン」出題傾向|過去5年の協会模範解答まとめ(2021〜2025)
2025年のカルメネール1本だけだと「たまたまそうだった」と思われかねないので、過去5年分の協会模範解答を全部読み込んで、濃い赤グループに該当する9本を整理しました。
結論から言うと、5年間の出題には、はっきりした「濃い赤の法則」が浮かび上がります。しかも淡い赤よりも法則性が強い。
過去5年の出題一覧(濃い赤グループ該当・全9本)
| 年度 | 試験区分 | 番号 | 品種 | 国 | ヴィンテージ | タイプ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | WE | ④ | カルメネール | 🇨🇱 チリ | 2021 | パワフル型(本記事の答え合わせ対象) |
| 2025 | ソムリエ | ③ | ジンファンデル | 🇺🇸 アメリカ | 2023 | ふくよか・果実爆発型 |
| 2024 | ソムリエ | ③ | シラー/シラーズ | 🇦🇺 オーストラリア | 2021 | スパイシー型 |
| 2024 | WE | ③ | カベルネ・ソーヴィニヨン | 🇺🇸 アメリカ | 2021 | パワフル型(王道) |
| 2023 | ソムリエ | ② | マルベック | 🇦🇷 アルゼンチン | 2020 | パワフル型 |
| 2022 | WE | ③ | カベルネ・ソーヴィニヨン | 🇺🇸 アメリカ | 2019 | パワフル型(王道) |
| 2022 | WE | ④ | シラー/シラーズ | 🇫🇷 フランス(ローヌ) | 2018 | スパイシー型・旧世界 |
| 2021 | ソムリエ | ③ | メルロー | 🇺🇸 アメリカ | 2017 | 熟成・複雑型 |
| 2021 | WE | ④ | カベルネ・ソーヴィニヨン | 🇨🇱 チリ | 2018 | パワフル型 |
※ 淡い赤グループとの境界品種(テンプラニーリョ熟成系、グルナッシュ・フランス)は「淡い赤ワイン編」で扱っているため、本記事の集計からは除外。
各年・各試験の協会模範解答(カード形式)
2025年度 ワインエキスパート二次試験・ワイン④
🇨🇱 カルメネール・チリ・2021(パワフル型・本記事の答え合わせ対象)
外観:澄んだ/輝きのある/紫がかった・縁が明るい・ガーネット・ダークチェリーレッド/やや濃い/やや強い・強い/若い状態を抜けた・成熟度が高い
香り:開いている・強い/カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・ピーマン・針葉樹・ドライハーブ・トマト/丁子・ナツメグ・ヴァニラ・ロースト・グリエ/若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い/ドライ/なめらかな・しなやかな/力強い・緻密/骨格のしっかりした・堅固な・力強い/14.0%以上/やや長い・長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か/17〜20度/中庸・大ぶり・チューリップ型
2025年度 ソムリエ二次試験・ワイン③
🇺🇸 ジンファンデル・アメリカ・2023(ふくよか・果実爆発型)
外観:澄んだ/輝きのある/紫がかった・ルビー・ラズベリーレッド/やや濃い/やや強い・強い/若々しい・成熟度が高い
香り:開いている・強い・濃縮感がある/イチゴ・カシス・干しプラム・乾燥イチジク・牡丹・ローリエ・ドライハーブ/シナモン・ナツメグ・甘草・乾いた肉・なめし皮・チョコレート/第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い/まろやか・豊かな/なめらかな・しなやかな/溶け込んだ/豊満な・ジューシーな/14.0%以上/やや長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い/17〜20度/中庸・大ぶり・チューリップ型
2024年度 ソムリエ二次試験・ワイン③
🇦🇺 シラー/シラーズ・オーストラリア・2021(スパイシー型)
外観:澄んだ・深みのある/輝きのある・艶のある/紫がかった・黒みを帯びた・ガーネット/ダークチェリーレッド/やや濃い・濃い/やや強い・強い/若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある・複雑な/ブルーベリー・カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・メントール・ローリエ・ドライハーブ・ユーカリ・土・黒オリーブ/黒胡椒・シナモン・ナツメグ・ヴァニラ・ロースト・煙・燻製・樹脂・コーヒー・チョコレート/若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い/まろやか・豊かな/なめらかな・しなやかな/力強い・溶け込んだ/骨格のしっかりした・豊満な・力強い・ふくよかな/やや強め/やや長い・長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い/17〜20度/中庸・大ぶり
2024年度 ワインエキスパート二次試験・ワイン③
🇺🇸 カベルネ・ソーヴィニヨン・アメリカ・2021(パワフル型・王道)
外観:澄んだ/輝きのある・艶のある/紫がかった・黒みを帯びた・ガーネット/ダークチェリーレッド/濃い・非常に濃い/強い/若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある・深みのある・複雑な/カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・ピーマン・針葉樹・ドライハーブ・トマト・黒オリーブ/丁子・シナモン・ナツメグ・甘草・ヴァニラ・ロースト・乾いた肉・なめし皮・動物的なニュアンス・鉄分/若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い・インパクトのある/豊かな/なめらかな・しなやかな/力強い・緻密/骨格のしっかりした・力強い・ふくよかな/やや強め・熱さを感じる/やや長い・長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か・エレガントで、余韻の長い・複雑性があり、引き締まった/14〜16度・17〜20度/中庸・大ぶり
2023年度 ソムリエ二次試験・ワイン②
🇦🇷 マルベック・アルゼンチン・2020(パワフル型)
外観:澄んだ・深みのある/輝きのある・艶のある/紫がかった・ガーネット/ダークチェリーレッド・ルビー/ラズベリーレッド/やや濃い・濃い/やや強い・強い/若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある/カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・スミレ・ドライハーブ・タバコ・紅茶・土/丁子・シナモン・ナツメグ・甘草・ヴァニラ・生肉・樹脂・コーヒー/若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:やや強い/ドライ・豊かな/爽やかな・直線的・生き生きとした/力強い/骨格のしっかりした・ジューシーな・力強い・ふくよかな/やや強め・熱さを感じる/やや長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い/17〜20度/中庸・大ぶり
2022年度 ワインエキスパート二次試験・ワイン③
🇺🇸 カベルネ・ソーヴィニヨン・アメリカ・2019(パワフル型・王道)
外観:澄んだ/輝きのある/紫がかった・縁が明るい/やや濃い・濃い/強い/若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある/カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・ローリエ・杉・針葉樹・ドライハーブ・土/シナモン・ナツメグ・甘草・ヴァニラ・ロースト・樹脂/若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い・インパクトのある/まろやか・豊かな/なめらかな・しなやかな/力強い・溶け込んだ/骨格のしっかりした・豊満な・ジューシーな・力強い・ふくよかな/やや強め・熱さを感じる/やや長い/必要なし・事前(30分前)
評価ほか:成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い/17〜20度/中庸・大ぶり
2022年度 ワインエキスパート二次試験・ワイン④
🇫🇷 シラー/シラーズ・フランス(ローヌ)・2018(スパイシー型・旧世界)
外観:澄んだ/輝きのある/黒みを帯びた・縁が明るい・ガーネット/ダークチェリーレッド/濃い/強い/若い状態を抜けた・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある・深みのある・複雑な/ブルーベリー・カシス・ブラックベリー・スミレ・ドライハーブ・土・黒オリーブ/黒胡椒・甘草・ヴァニラ・生肉・動物的なニュアンス・鉄分/第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い・インパクトのある/ドライ・ソフトな/なめらかな・生き生きとした/収斂性のある・力強い・緻密/骨格のしっかりした・ジューシーな・力強い/やや強め・熱さを感じる/長い
評価ほか:濃縮し、力強い・エレガントで、余韻の長い・複雑性があり、引き締まった/17〜20度/大ぶり
2021年度 ソムリエ二次試験・ワイン③
🇺🇸 メルロー・アメリカ・2017(熟成・複雑型)
外観:澄んだ/輝きのある・艶のある/黒みを帯びた・ガーネット/ダークチェリーレッド/やや濃い・濃い/やや強い・強い/若い状態を抜けた・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある・深みのある/ブルーベリー・カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー・牡丹・土/丁子・シナモン・ナツメグ・甘草・ヴァニラ・ロースト・生肉・グリエ・煙・燻製のコーヒー/第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い・インパクトのある/豊かな/なめらかな/力強い・緻密/豊満な・ジューシーな・力強い・ふくよかな/やや強め・熱さを感じる/やや長い・長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い/17〜20度・21度以上/大ぶり
2021年度 ワインエキスパート二次試験・ワイン④
🇨🇱 カベルネ・ソーヴィニヨン・チリ・2018(パワフル型)
外観:澄んだ・深みのある/艶のある/紫がかった・黒みを帯びた・ガーネット/ダークチェリーレッド/濃い/強い/若々しい・成熟度が高い・濃縮感が強い
香り:開いている・強い・濃縮感がある・深みのある/ブルーベリー・カシス・ブラックベリー・スミレ・メントール・ローリエ・杉・針葉樹・ドライハーブ・ユーカリ・土・黒オリーブ/丁子・シナモン・ナツメグ・甘草・ヴァニラ・ロースト・グリエ・煙・燻製・樹脂/若々しい・第1アロマが強い・木樽からのニュアンス
味わい:強い・インパクトのある/ソフトな・まろやか/なめらかな・しなやかな/力強い・緻密/骨格のしっかりした・力強い/やや強め・熱さを感じる/長い
評価ほか:成熟度が高く、豊か・濃縮し、力強い/17〜20度/中庸・大ぶり
過去5年から読み取れる「濃い赤ワイン」の5つの法則
法則① 国は「新世界」が圧倒的(9本中7本)
過去5年9本の生産地内訳:
- 🇺🇸 アメリカ:4本(カベルネ×2/メルロー/ジンファンデル)
- 🇨🇱 チリ:2本(カベルネ/カルメネール)
- 🇦🇺 オーストラリア:1本(シラー)
- 🇦🇷 アルゼンチン:1本(マルベック)
- 🇫🇷 フランス(ローヌ):1本(シラー)
9本中7本が新世界(米・チリ・豪・亜)。旧世界からの濃い赤出題は2022WE④シラー(仏ローヌ)の1本だけ。「濃い赤=新世界」と仮置きしてOKな圧倒的傾向です。
仏ボルドーは「カベルネ単一」では試験に出ません(ボルドーはブレンドが基本のため)。「新世界のカベルネ/メルロー」と「仏ローヌのシラー/グルナッシュ」が濃い赤の出題プールと覚えてください。
法則② 「成熟度が高く、豊か」は100%採用
過去5年9本すべての模範解答で、評価に「成熟度が高く、豊か」が必ず入っています。そのうち8本は「成熟度が高く、豊か+濃縮し、力強い」のセットで採用。
この採用率の高さは異常で、濃い赤の絶対軸コメントと言って差し支えありません。本番で迷ったらまず「2. 成熟度が高く、豊か」を入れてください。
法則③ 適正温度「17〜20度」は100%採用
過去5年9本すべての模範解答で、適正温度に「17〜20度」が必ず入っています。例外なし。
2021ソムリエ③メルロー(17〜20度・21度以上)と2024WE③カベルネ(14〜16度・17〜20度)のように2つ選択になる年度もありますが、必ず「17〜20度」が含まれます。機械的に「4. 17〜20度」を入れるのが正解。
法則④ タンニン「力強い」は100%採用
過去5年9本すべての模範解答で、タンニン分に「力強い」が必ず入っています。
2つ目で「緻密」(若いカベルネ系)か「溶け込んだ」(熟成系)かが変わるだけで、「力強い」だけは外しません。「2. 力強い」は機械的に入れる項目です。
法則⑤ 黒系ベリー3本柱(カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー)が頻出
果実の選択で、過去5年9本中ほぼ全本に「カシス」「ブラックベリー」「ブラックチェリー」のいずれか2つ以上が入っています。
「ラズベリー」「イチゴ」など赤系果実は基本選びません(淡い赤専用)。濃い赤の果実は黒系で固めるのが鉄則です。
おまけ法則 「木樽からのニュアンス」採用率の高さ
過去5年9本すべての模範解答で、香りの印象に「木樽からのニュアンス」が入っています。例外なし。
濃い赤は新樽熟成されているのが普通なので、樽香を入れない選択肢はありません。淡い赤よりも採用率が圧倒的に高い、濃い赤の絶対チェック項目です。
結論:濃い赤は「コメントの共通項が一番多い」勝ち確ジャンル
5年・9本の模範解答を読み込んで分かったこと:
- 清澄度「澄んだ」、輝き「輝きのある」は100%採用
- 色調は「ダークチェリーレッド」「ガーネット」「紫がかった/黒みを帯びた」の組み合わせがほぼ全本
- 外観の印象「成熟度が高い + 濃縮感が強い」は100%採用
- 香り果実は「カシス・ブラックベリー・ブラックチェリー」の3本柱がほぼ全本
- 香辛料「ヴァニラ・ロースト」がほぼ全本
- 香りの印象「第1アロマが強い・木樽からのニュアンス」は100%採用
- 酸味「なめらかな + しなやかな」は100%採用(淡い赤と共通)
- タンニン「力強い」は100%採用
- バランス「骨格のしっかりした + 力強い」は100%採用
- 評価「成熟度が高く、豊か」は100%採用
- 適正温度「17〜20度」は100%採用
- グラス「中庸 + 大ぶり」はほぼ全本
- 余韻「やや長い」または「長い」は100%採用
- 生産地新世界が9本中7本
つまり、この記事で示してきたテッパンコメントを軸に置けば、過去5年すべての濃い赤出題で大コケしないことが、データで完全に裏付けられています。

正直に言います。「濃い赤が出たら勝ち確定」です。過去5年9本のテッパンが全部ほぼ同じで、品種違っても評価・温度・タンニン・酸味・グラスがほぼ揃う。試験会場で「あ、これ濃い赤だ」って気づいた瞬間、テッパンコメントを書き写すだけで合格点が取れる。濃い赤が2種出題されたら、試験会場のホテルさんで赤飯炊いて欲しいくらいおめでたい状況です。
試験対策として一番重要な心がまえ
ここまで読んでくださった受験生さんへ、最後に一番大切なメッセージをお伝えします。
濃い赤は「勝ち確ジャンル」と心得る
もう一度繰り返します。濃い赤ワインは、コメントの共通項が一番多い「勝ち確ジャンル」です。
過去5年9本のテッパンが、品種違ってもほぼ同じ。「カベルネ/シラー/メルロー/マルベック/カルメネール」のどれが出ても、評価・温度・タンニン・酸味・バランス・グラスがほぼ同じテッパンに収束します。
本番でグラスを覗いて「色が濃い、フチが透けない、ダークチェリーレッド」と判定できた瞬間、合格点はもう取れたも同然です。
「品種を当てる試験」ではなく「コメントを選ぶ試験」
この試験は、品種を当てることがゴールではありません。
協会がチェックしているのは、「目の前のワインに対して、正しいコメントを選べているか」です。
2025年のカルメネールが示してくれたように、品種を「カベルネ」と外してもテッパンコメントが当たっていれば20項目以上の正解が積み上がります。逆に、品種を完璧に当てても、コメントが矛盾していたら点は伸びません。
ワインを100本飲んで85本以上品種を当てる、なんてプロでも絶対に無理です。それを試験合否の軸にしてはいけません。

私自身、ソムリエ二次試験のとき、出題ワインの品種をほぼ全部外して合格しました。それでも合格できたのは、共通テッパンコメントを軸に置いていたから。品種は最後の最後のおまけ。コメントが本丸です。
濃い赤のテッパンコメントを「脳に刷り込む」
この記事で示した濃い赤のテッパンコメントは、過去5年9本の協会模範解答から逆算した「正解率の高い番号の組み合わせ」です。
本番で迷ったら、これを機械的に置くところからスタートしてください。
- 清澄度:1. 澄んだ
- 輝き:1. 輝きのある(濃縮系は + 2. 艶のある)
- 色調:7. ダークチェリーレッド + 3. 黒みを帯びた(または 1. 紫がかった)
- 濃淡:4. やや濃い / 5. 濃い
- 外観の印象:4. 成熟度が高い + 5. 濃縮感が強い
- 第一印象:3. 開いている + 5. 強い(+ 7. 濃縮感がある)
- 果実:4. カシス + 5. ブラックベリー + 6. ブラックチェリー
- 香辛料:6. ヴァニラ + 7. ロースト(シラー系は + 1. 黒胡椒)
- 香りの印象:6. 第1アロマが強い + 9. 木樽からのニュアンス
- アタック:4. 強い
- 甘み:3. まろやか / 4. 豊かな(骨格型は 1. ドライ)
- 酸味:5. なめらかな + 7. しなやかな
- タンニン:2. 力強い + 3. 緻密(熟成系は + 7. 溶け込んだ)
- バランス:2. 骨格のしっかりした + 7. 力強い
- アルコール:5. 14.0%以上(旧世界は 4. 13.0〜13.9%)
- 余韻:4. 長い(or 3. やや長い + 4. 長い)
- 評価:2. 成熟度が高く、豊か + 3. 濃縮し、力強い
- 適正温度:4. 17〜20度(機械的に固定)
- グラス:2. 中庸 + 3. 大ぶり
これを暗記カードや音読で毎日触れるくらいの刷り込みをしておくと、本番でテンパってもこのリストが自然に出てきます。
語呂合わせ:「シナモンナツメグ」呪文と「黒い樽香」呪文
香辛料は試験中に一番焦りやすい項目。以下の2つの呪文を口の中で繰り返してください。
淡い赤・赤全般用 → 「シナモン・ナツメグ・シナモン・ナツメグ……」
濃い赤用 → 「ヴァニラ・ロースト・コーヒー・チョコレート……」
濃い赤を判定したら「ヴァニラ・ロースト」を即決、そこに「黒胡椒(シラー系)」「コーヒー・チョコレート(濃縮系)」「乾いた肉・なめし皮(熟成系)」を1つ追加する形で組み立てます。
「やや」の魔法を信じる
迷ったら「やや」が付くほうを選ぶ。
協会の模範解答は、グレーゾーンに複数の正解を用意してくれていることが多いです。「やや濃い」「やや強い」「やや長い」は、その複数正解ゾーンの中央に置かれている表現。
断言を避けて「やや◯◯」に逃げ込めば、極端な外しは起きません。
アルコール度数の練習だけは普段から
テッパンコメントを刷り込んだうえで、唯一「体で覚える」必要があるのがアルコール度数です。
普段ワインを買うとき、必ずラベルの裏側で度数を確認してください。13%・14%・15%が口の中でどう違うかを体に染み込ませると、本番で「アタック・甘み・粘性・余韻」の連動セットが一気に決まります。
特にアメリカ・チリ・オーストラリアの新世界濃い赤は、ほぼ「5. 14.0%以上」。14.0%以上の濃い赤を5本飲み比べるのが、濃い赤の感覚を体に入れる最短ルートです。

テッパンを脳に刷り込む+アルコール度数を体に刷り込む。濃い赤はこの2本柱だけで合格点に届きます。当日は「型を置きながら、第一印象も大事にする」くらいの柔軟さで臨んでください。
最後に:試験は通過点
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験は、合格して終わりではなく、その後のワインライフを何倍も楽しくするためのトレーニングです。
テッパンコメントを覚える過程で、自然とワインを「分類して見る目」が身につきます。合格後にレストランや酒販店で出会ったワインも、「あ、これは濃い赤のパワフル型かな」「カベルネにしては樽香がおとなしいな」と瞬時に整理できるようになります。
頑張ってください。応援しています。
あわせて読みたい:淡い赤・淡い白・濃い白
本番で「濃い赤」ではなく「淡い赤」が出題された場合の完全攻略は、以下の記事をご覧ください。
外観で「濃淡:明るい〜やや明るい」「色調:ルビー・縁が明るい」「タンニン:サラサラ・溶け込んだ」と感じたら、即座にそちらのテッパンコメントに切り替えてください。
白ワインの淡い/濃いの判別と対策はこちら:

淡い赤・濃い赤・淡い白・濃い白の4タイプを横断で読むと、テッパンコメントの「共通項」と「振り分け軸」が立体的に見えてきます。試験までに4記事すべてを1度ずつ通読することをおすすめします。