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こんにちは、ソムリエ試験一発ストレート合格したソムリエズイさんです
この記事はヴィノテラスワインスクール ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策講座の基礎マスター講座白ワイン編を私なりの解釈で紹介したものです
2次試験の概要は協会HPや他のサイトに譲ります
超難関一次試験をクリアしている方はあと少し頑張りましょう
ワインテイスティングの知識は受験生でなくとも役に立ちますよ
濃い白ワイン編の他に「淡い白ワイン編」の記事も参考にしてください
また、初心者でもわかるテイスティングコメントの選び方のまとめ記事から赤ワインに関しても学習できます
テイスティングコメントを学習するコツ
テイスティングコメントを学習するコツ
ワインを分類する
品種特徴香より同じ系統のワインに共通するコメントを学習することに重きを置く
各ワインの基本的な知識と共通するコメントを軸に記憶する
コメントシートにとにかく慣れる
ブラインドテイスティングの練習の手順を知る
この心がまえで学習すれば
- 品種を当てなくてもコメントだけで絶対合格できる
私は2021年度試験において
- 品種を全部外したのに合格しました
※ヴィンテージと国は2つくらいあってましたけどね…
当たったらラッキー!くらいのレベルです
ワインを100本飲んで85本以上品種を当てれるでしょうか?
プロでも絶対に無理だと思う
合格してからどんどん深堀りしたらいいと思います
品種特徴香が重要ではない理由
品種特徴香が重要ではない理由
分類したワインのコメントは品種はちがえど似たようなコメントになる
どの品種に転んでも正解になるコメントが存在する
品種特徴香を選択するのはバクチ的選択(その品種でない場合不正解になる)
品種特徴香より同じ系統のワインのコメントを選択することが重要
そして、コメント正解率を図にするとこうなります
品種特徴香を選択して品種が正解の場合 | 100%正解 |
品種特徴香を選択して品種が不正解の場合 | 100%不正解 |
品種が不正解でもコメントが正解の場合 | 品種がなんであれ正解 |
- 品種特徴香は変に頭を迷わせるだけ
- 品種特徴香は初心者には必要なし
この試験において(コンクールなどプロの試験などは除いて)
ソムリエ協会も品種をあてるということをそれほど重要視していない
ワインを分類するとは
試験的に、赤ワインも合わせれば全体に6系統に分類される
今回は白ワイン その半分 3系統に分類
濃い白ワイン(樽系) | まったり・コッテリ系の白ワイン |
淡い白ワイン (香り強めのエレガント系)(華やか系) | アロマティック系の白ワイン |
淡い白ワイン(香り弱め)(スッキリ辛口系) | 香り弱、特徴の少ない白ワイン |
試験的に特に大事な品種は以下です
試験的に濃い白ワイン | 新世界(アメリカ・オーストラリア・チリ)のシャルドネなど |
試験的に淡い白ワイン(エレガント系) | リースリング・ソーヴィニョン・ゲヴェルツ・ヴィオニエ・トロンテスなど |
試験的に淡い白ワイン(スッキリ辛口系) | 甲州・ミュスカデ・シャブリ・フランスロワール地方(サンセール・ピュイヒュメ)のソーヴィニョンなど |
実際はだいたいの品種に淡いのも濃いのもあります
試験的には上記分類で基本はオーケーでしょう
「試験的に」がキモ!
テイスティング用語選択用紙にとにかく慣れよう
ティスティングの練習の際は、とにかく選択用紙に慣れることが大切です
練習の際、何度も何度もコメントを見ていると、コメントをある程度覚えちゃいますよね?
コメントシートに慣れて試験に臨むのと、正しいコメントシートを使わずに臨むのとでは雲泥の差が生まれます
以下に、2023年度のテイスティング用語選択用紙をPDFで用意しましたので、よかったら有効活用してください
引用元:日本ソムリエ協会資料より
ブラインドテイスティング練習の手順を知ろう
テイスティングには順序があります
いきなりブラインドで練習する方がいます
私もそんな感じでした
でも、それでは実力を伸ばすことは絶対にできない!てさんざん飲んだ後に気づきました
効率よく練習するには以下の手順ですすめるのが王道です
最初にする練習 | 品種をオープンにして練習(研究) |
次にする練習 | なんとなくの特徴が分かったうえで多国籍の同じ品種で練習 |
その次にする練習 | 品種を隠して練習 |
品種を隠して練習するには100均で小瓶を買ってきて瓶底に番号か品種を書いておく、とか
パートナーがいればパートナーに協力してもらって出題してもらう、とかが有効です
練習は必ずテイスティンググラスでしましょう
試験本番で使用されるのは、国際規格(INAO)に準じた「テイスティンググラス」です
正しい規格のグラスに慣れておくのは受験生として大事なことですよね
私の場合、こちらを購入しました
試験に出る濃い白ワインの特徴と対策
- 試験に出る濃い白ワインの特徴
- ①樽熟成していてトロピカルな香りのコッテリ系ワイン
②度数14%以上、マロラクティック発酵しているワイン
③やっぱり共通コメントがある
④その軸をずらさずに濃い白ワインのコメントに徹する
濃い白ワインでまず練習するべきワイン
新世界(アメリカ)のシャルドネ
たとえばこれ↓
アメリカのシャルドネは樽熟成してるものが多いです
2021年度試験のコメントシートに基づいて選ぶべきコメントをみていきましょう
選ぶべきコメント(実践編)
外観
清澄度(1) | 1澄んだ 2やや濁った 3濁った |
輝き(1) | 1輝きのある 2落ち着いた 3モヤがかかった |
色調(2) |
1グリーンがかった 2レモンイエロー 3イエロー 4黄金色がかった 5黄金色 6トパーズ 7オレンジ 8アンバー |
濃淡(1) | 1無色に近い 2淡い 3やや濃い 4濃い 5非常に濃い |
粘性(1) | 1さらっとした 2やや軽い 3やや強い 4強い |
外観の印象(2) | 1若々しい 2軽快な 3成熟度が高い 4濃縮感がある 5やや発展した 6熟成のニュアンスが見える 7熟成した 8酸化が進んだ |
※( )は通常の選択指定数
上から順番に解説
清澄度と輝き
選択指定数は通常 1つずつ
清澄度 | 1澄んだ |
輝き | 1輝きのある |
淡い、濃い関係なく、全ての白ワインはこれ1択
ここは試験的に全部この選択肢しか無し!あいさつがわりのコメント
色調
選択指定数は通常 2つ
まず、5黄金色 から 8アンバー は濃いワインでも絶対に選ばないので除外
濃い白ワインなら | 2レモンイエロー | 3イエロー |
が試験的にテッパンコメント
淡い白ワインなら | 1グリーンがかった | 2レモンイエロー |
この時点で品種を推測してはいけません
なぜならどの品種も淡いのも濃いのも存在するから
淡いか濃いかは見た目でわかりますよね
濃淡
選択指定数は通常 1つ
まず試験的に白ワインのコメントで絶対に使わないのが
4濃い | 5 非常に濃い |
濃い白ワインでは
3 やや濃い |
を選びましょう
4、5は試験的に赤ワインのコメント
粘性
選択指定数は通常 1つ
ここはとりあえず 見た目の感じから
3やや強い | 4強い |
のどちらかを選んでおきましょう
粘性は外観より実際に味わってアルコール度数を判断してから最終決定するのが大事
なので飲んでからもう一度ここに戻って正しいか確認します
飲んでから戻ってくる唯一の項目!
外観の印象
選択指定数は通常 2つ
濃くてコッテリ系(アルコール度数が高そう)なら
3成熟度が高い |
4濃縮感がある |
この2つは同じ方向性のコメントだがセットで使えます
ちなみにこの試験では若いワインしか出ないから
1 若々しい |
もおそらく淡い濃い関係なく正解の確率が高いです
濃くてコッテリ系白ワインがでたら「3」「4」の2つを選択しましょう
香り
2021年度の選択肢は以下です
第一印象(2) |
1閉じている 2控えめ 3開いている 4フレッシュな 5チャーミングな 6華やかな 7濃縮感がある 8深みのある 9複雑な 10 力強い |
|
特徴 |
果実 花 植物 (5) |
1柑橘類 2青リンゴ 3リンゴ 4洋梨 5花梨(カリン) 6白桃 7アプリコット 8パイナップル 9マスカット 10パッションフルーツ 11バナナ 12マンゴー 13ライチ 14スイカズラ 15アカシア 16白バラ 17キンモクセイ 18菩提樹(ぼだいじゅ) 19ミント 20アニス 21ヴェルヴェーヌ 22草のような 23タイム 24ヘーゼルナッツ 25フレッシュ・アーモンド |
香辛料 芳香 化学物質 (3) |
1石灰 2火打石 3貝殻 4鉱物 5海の香り 6パン・ドゥ・ミ 7トースト 8ジンジャーブレッド 9煙・燻製 10ヴァニラ 11シナモン 12白胡椒 13コリアンダー 14丁子 15香木 16蜂蜜 17花の蜜 18乳製品 19硫黄 20麝香 21お香 22白檀 23蜜蝋 24フェノール |
|
香りの印象 (2) |
1若々しい 2嫌気的な 3熟成感が現れている 4酸化熟成の段階にある 5成熟度が高い 6第1アロマが強い 7第2アロマが強い 8ニュートラル 9木樽からのニュアンス 10発展的な 11複雑性のある |
濃い白ワインの香りで大事なのが、樽の香り(ヴァニラのような甘い香り)をとらえられるかどうか
それを意識しましょう
第一印象
選択指定数は通常 2つ
第一印象(2) | 1閉じている 2控えめ 3開いている 4フレッシュな 5チャーミングな 6華やかな 7濃縮感がある 8深みのある 9複雑な 10 力強い |
ここはちょっと難しい
まず
1閉じている |
は試験上選ばない(100%選ばない)
なぜなら基本的に閉じているワインは試験にはでない(赤も白も同じ)
2控えめ |
は今まで飲んだ中で香りが弱い方だな、と感じた時には選んでもオーケーです
結論
3開いている | 4フレッシュな |
この2つのコメントがテッパン
6華やかな は 淡いけどアロマティックな香りが強いときだけ選ぶ
ちなみに4フレッシュな は 2020年は「心地よい」だったらしいです
果実 花 植物
果実 花 植物 (5) | 1柑橘類 2青リンゴ 3リンゴ 4洋梨 5花梨(カリン) 6白桃 7アプリコット 8パイナップル 9マスカット 10パッションフルーツ 11バナナ 12マンゴー 13ライチ 14スイカズラ 15アカシア 16白バラ 17キンモクセイ 18菩提樹(ぼだいじゅ) 19ミント 20アニス 21ヴェルヴェーヌ 22草のような 23タイム 24ヘーゼルナッツ 25フレッシュ・アーモンド |
まず、「7アプリコット」は濃い白ワインで正解率が低いので除外
あとは「5花梨」も除外、 9〜12も除外しましょう
濃い白ワインでの正解率の高いコメントはこちら
4洋梨 | 6白桃 | 8パイナップル(コッテリな時だけ) |
24ヘーゼルナッツ(樽香がある場合) | 25フレッシュ・アーモンド(樽香がある場合) |
コッテリ系なら「17キンモクセイ」も正解コメント
樽の香りが確実なら試験的にほぼ新世界のシャルドネ
香辛料 芳香 化学物質
香辛料 芳香 化学物質 (3) | 1石灰 2火打石 3貝殻 4鉱物 5海の香り 6パン・ドゥ・ミ 7トースト 8ジンジャーブレッド 9煙・燻製 10ヴァニラ 11シナモン 12白胡椒 13コリアンダー 14丁子 15香木 16蜂蜜 17花の蜜 18乳製品 19硫黄 20麝香 21お香 22白檀 23蜜蝋 24フェノール |
コッテリ系の濃い白ワインで樽を感じたなら樽のコメント優先です
7 トースト | 10 ヴァニラ |
18 乳製品 |
1石灰や3貝殻はミネラルのコメントだが、過去に濃い白ワインでひとつも正解になっていないことがあったので、樽を感じたなら上記3コメントが試験的にテッパンコメント
濃い白ワインはミネラルより樽香コメント優先!
香りの印象
香りの印象 (2) | 1若々しい 2嫌気的な 3熟成感が現れている 4酸化熟成の段階にある 5成熟度が高い 6第1アロマが強い 7第2アロマが強い 8ニュートラル 9木樽からのニュアンス 10発展的な 11複雑性のある |
ここで試験的にまず絶対に選ぶのは
1若々しい |
なぜなら試験には若いワインしか出ないから
で、香りが強いときはそのまま
6第1アロマが強い |
樽香を感じたなら
9木樽からのニュアンス |
6か9で迷った場合は
6第1アロマが強い |
を選びましょう
わからなければ1と6!
味わい
味わい | アタック | 1軽い 2やや軽い 3やや強い 4強い 5インパクトのある |
甘み(アルコールのボリューム感も含む) |
1ドライ 2ソフトな 3まろやか 4豊かな 5残糖がある |
|
酸味 | 1爽やかな 2堅い 3力強い 4シャープな 5なめらかな 6溌剌とした 7厳しい 8攻撃的な | |
苦み | 1控えめ 2穏やかな 3コク(深みを与える) 4旨味をともなった 5強い(突出した) | |
バランス |
1スリムな 2スムースな 3コンパクトな 4ドライな 5まろやかな 6ねっとりした 7ジューシーな 8豊潤な 9厚みのある 10ふくよかな | |
アルコール |
1軽い 2やや軽め 3中程度 4やや強め 5強い 6熱さを感じる | |
余韻 | 1短い 2やや短い 3やや長い 4長い |
味わいをの項目をわかりやすく説明すると
酸味とアルコール度数についてコメントしてください
と問われている、ということを知るのが基本です
- 酸味とアルコール度数がわかればすべて解ける
それを理解するために普段から実践しておかなければいけないのは
ワインを飲むときはいつでもアルコール度数を当てるクセをつけておくこと
このワインの度数は〇〇度〜〇〇.5度くらいだな…と0.5%幅であててみる
これを普段から続けてやっていると大体当たってきます
間違っても0.5%幅以内におさまってくる
これ、普段からやってるとホントにできるようになる!
アタック
アタック(1) | 1軽い 2やや軽い 3やや強い 4強い 5インパクトのある |
まず 「5インパクトのある 」はどんなときでも除外
アタックは外観から得たヒントを口あたりで確認しましょう!
例えば、濃いな…と外観でわかったら、なんとなくアルコール度数は高いほうかも、と予想します
それを以下の基準にあてはめます
アルコール度数12%以下= 1軽い |
アルコール度数12.5% = 2やや軽い |
アルコール度数13% =3やや強い |
アルコール度数14%以上 =4 強い |
ちなみに「やや」かどうか迷ったら「やや」の方を選んだほうがベターです
なぜなら、どちらも正解の場合が多いから
外観で得たヒントを口の中ですり合わせていきましょう!
甘み(アルコールのボリューム感も含む)
甘み(1)(アルコールのボリューム感も含む) | 1ドライ 2ソフトな 3まろやか 4豊かな 5残糖がある |
「5残糖がある」はドイツのリースリングみたいな超甘く感じた時だけだし、試験に超甘めのワインはほとんど出題されないから除外しておいた方がいいでしょう
アルコール度数13.5%以上と感じたら
3まろやか |
コッテリ系だなー、と感じたら
4 豊かな |
ちなみにアタックと甘みのコメントは上下セットになる場合も多いので覚えておきましょう
アタックと甘みのコメントは上下セットが多い
酸味
酸味(1) | 1爽やかな 2堅い 3力強い 4シャープな 5なめらかな 6溌剌とした 7厳しい 8攻撃的な |
一番大事なことはアルコール度数が高いほど酸味は弱くなっていくということ
あと、酸味を感じるのは舌の両端(りょうはし)
それを意識すれば選択肢が限られてくるので濃い白ワインでは
5 なめらかな |
1択!
濃い白ワインは「なめらかな」1択!
苦み
苦み(1) | 1控えめ 2穏やかな 3コク(深みを与える) 4旨味をともなった 5強い(突出した) |
通常「2穏やかな」を選ぶが、樽香をしっかりと感じた場合は
3 コク(深みを与える) |
を選択しましょう
コッテリ系なら3番
バランス
バランス(2) | 1スリムな 2スムースな 3コンパクトな 4ドライな 5まろやかな 6ねっとりした 7ジューシーな 8豊潤な 9厚みのある 10ふくよかな |
なんのバランスかというとつまり
酸味とアルコールのバランスのこと
ここも試験的にはセオリーが存在します
結論 以下のふたつのペアしかなく、どちらかのペアの選択肢を選ぶことで絶対に正解
- エレガントペア
- リッチペア
最初に濃い白ワインを分類したとき大まかにこのようになりましたよね?
試験的に濃い白ワイン | まったり・コッテリ系の白ワイン(新世界のシャルドネなど) |
バランスに関しては全部、濃い白ワインはリッチペアのコメント
5まろやかな | 8豊潤な |
でいいでしょう
ちなみにエレガントペアは「2スムースな」と「4ドライな」です
アルコール
アルコール(1) | 1軽い 2やや軽め 3中程度 4やや強め 5強い 6熱さを感じる |
まず「1軽い」は除外
なぜなら、ティスティングコメントは基本的に褒め言葉なので、「軽い」は褒め言葉ではないから
あと、「6熱さを感じる」も微妙な言い回しだな…てなんとなくわかりますよね
これも試験的に除外
大まかに分けるとこのようになります
アルコール度数当てっこ訓練の技術が試されるとき
アルコール度数11%以下 = 1軽い |
試験的に↑はおそらく出題されないし、褒め言葉でないので除外
アルコール度数12.5% = 2やや軽め 3中程度 |
アルコール度数13% = 3中程度 4やや強め |
アルコール度数13.5%以上 = 3やや強め 4強い |
ちなみに「4強い」は14%以上だ!って確信した時
「3やや強め」と「4強い」で迷ったら「3やや強め」が無難
●練習するべきワイン
- アメリカなど新世界のシャルドネ
試験的に練習するべきワインはアルコール度数もみて購入しましょう
余韻
余韻(1) | 1短い 2やや短い 3やや長い 4長い |
余韻は風味のこと
まず 濃い白ワインでは「1短い 」は除外
ざっくり言うとここもスッキリからコッテリで判断するのがわかりやすいです
濃いけどアロマティックだなぁと感じた場合は
3やや長い |
コッテリ系だなぁと感じた場合は
4長い |
ここも一緒で、「長いよなー」ってもしも迷ったら「やや」の方を選択しましょう
迷ったら「やや」の方を選んだ方がベターてこと
「やや」って便利な言い回しだな…
評価 適正温度 グラス 収穫年 生産地 主なブドウ品種
2021年度の選択肢はこちら
評価 | 1シンプル、フレッシュ感を楽しむ 2成熟度が高く、豊かな 3濃縮し、力強い 4エレガントで、ミネラリー 5ポテンシャルがある |
適正温度 | 1 8度未満 2 8-10度 3 11-14度 4 15-18度 5 19度以上 |
グラス | 1小ぶり 2中庸 3大ぶり |
収穫年 | 1 2016年 2 2017年 3 2018年 4 2019年 5 2020年 |
生産地 |
1フランス 2アメリカ 3オーストラリア 4ニュージーランド 5スペイン 6イタリア 7アルゼンチン 8ドイツ 9日本 |
主なブドウ品種 |
1 Chardonnay 2 Viognier 3 Riesling 4 Sauvignon 5 Pinot Gris 6 Aligote 7 Muscadet 8 Torrontes 9 Gewurtraminer 10 甲州 |
ここは機械的に高得点取れるとこだから機械的に覚える!
※「収穫年」の欄の「年」は実際のコメントシートには表記されていません
評価
評価(1) | 1シンプル、フレッシュ感を楽しむ 2成熟度が高く、豊かな 3濃縮し、力強い 4エレガントで、ミネラリー 5ポテンシャルがある |
試験的に濃い白ワインはほとんどこれ1択で間違いないでしょう
2成熟度が高く、豊かな |
「3濃縮し、力強い」も正解の場合があるが、「2成熟度が高く、豊かな」だけが正解ということが多いので
「2成熟度が高く、豊かな」がとりあえずテッパンです
ちなみに淡い白ワイン(すっきり辛口系)は「1シンプル、フレッシュ感を楽しむ」がテッパン!
適正温度
適正温度(1) | 1 8度未満 2 8-10度 3 11-14度 4 15-18度 5 19度以上 |
まず濃い白ワインに関しては
1 8度未満 | 4 15-18度以上 | 5 19度以上 |
は除外 しましょう
なぜなら試験的に「① 8度未満」はスパークリングワインかすっきり辛口系の供出温度、「4」「5」は赤ワイン のコメント温度 だから
試験では個人の好みは聞かれてないのを思い出しましょう!
残るは2択
2 8−10度 | 3 11-14度 |
濃いワインは少し温度が高めにして香りと味わいを感じるのが一般的
なのでどっちかっていうと 11−14度が正解率高いです
3 11−14度 |
ちなみに淡い白ワイン、スッキリ系は「2 8−10度 」が基本!…
グラス
グラス(1) | 1小ぶり 2中庸 3大ぶり |
ここは試験に合格してからこだわりましょう
これは迷ったら
2中庸 |
とりあえず中庸が軸
でもしっかり濃いワインだなー!て思いが強ければ
3大ぶり |
普段からグラスを勉強して世界的標準を知っている方、もしくは論述試験対策で供出グラスを深堀りした方はケースバイケースで選択してください
わからなければここは「中庸」!
収穫年
収穫年 | 1 2016年 2 2017年 3 2018年 4 2019年 5 2020年 |
※「収穫年」の欄の「年」は実際のコメントシートには表記されていません
ここはよくワインを飲んでないと逆に難しいかも…
ざっくりまとめると
旧世界の濃い系白ワイン | 受験する年の2年前が基準 |
新世界の濃い樽系白ワイン | 受験する年の1〜2年前が基準 |
わかりやすいのは
スーパーとかカルディとか行ってヴィンテージみたら、なるほど、てなると思います
でも濃いワインのヴィンテージはちょっとわかりにくいです
アルコール度数と酸味は反比例
大事なことをひとつ
アルコール度数と酸味は反比例の関係
アルコール度数と酸味はなぜ反比例か
完熟や糖度が高くなったブドウで醸造=アルコール度数が高い=こってり(酸味が弱い)
熟す前のまだ酸味が高めのブドウで醸造=アルコール度数が低い=スッキリ(酸味強い)
↑これ、なんとなく感覚でわかるでしょ?
これ反比例の関係ですよね
白ワインでも赤ワインでもなんでも
全ワインのコメントに共通する最重要事項
これは常に意識して練習しましょう!
ソムリエ協会が公開している解答で答え合わせしてみよう
以上をふまえて、ソムリエ協会が公開しているテイスティング解答で答え合わせしてみましょう
注意点
2021年度試験においてコッテリ系白ワインが出題されていないため、濃いめのアロマティック系白ワインのヴィオニエの解答に沿っていきます
本文のコッテリ系の濃い白ワインのテッパンコメントとは相違する箇所がありますのでご了承ください
2021年度ワインエキスパート呼称資格認定試験二次試験 テイスティング解答 ①(濃い白ワイン フランス/ヴィオニエ)
外観
引用元:日本ソムリエ協会HP
清澄度 1澄んだ 輝き 1輝きのある 色調 2レモンイエロー 3イエロー
濃淡 3やや濃い 粘性 3やや強い 4強い (複数解答)
外観の印象 3成熟度が高い 4濃縮感がある (複数解答) 香り
第一印象 3開いている 4フレッシュな 6華やかな (複数解答)
特徴 果実
花
植物
5花梨 6白桃 7アプリコット 16白バラ 17キンモクセイ
香辛料
芳香
化学物質
4鉱物 17花の蜜 21お香 22白檀 (複数解答)
香りの印象
1若々しい 5成熟度が高い 6第1アロマが強い (複数解答)
味わい
味わい アタック 4強い 5インパクトのある (複数解答) 甘み(アルコールのボリューム感も含む) 3まろやかな 4豊かな
酸味 5なめらかな 苦み 3コク(深みを与える) バランス
5まろやかな 8豊潤な 9厚みのある 10ふくよかな (複数解答) アルコール
4やや強め 5強い (複数解答) 余韻 3やや長い 4長い 評価など
評価 2成熟度が高く、豊かな 3濃縮し、力強い 5ポテンシャルがある (複数解答) 適正温度 3 11−14度 グラス 2中庸 3大ぶり 収穫年 4 2019 生産地 1フランス
主なブドウ品種 2 Viognier
基本的に濃い白ワインのテッパンコメントと照らし合わせてみてください
やっぱり実際に学びたい方へ
ここまで記事を書いてきて見直していると、よっぽど集中して読まないと理解できないし実際に目の前で教えてほしい!てな方々がいると思います
そういう方にはワインスクールの2次試験対策講座を受講しましょう
私が実際に受講し、この記事のモトになった2次試験対策講座はこちらのページで紹介していますのでぜひご覧ください
以上、健闘を祈ります