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こんにちは、ソムリエ試験一発ストレート合格したソムリエズイさんです
今回はワインエキスパートではなく、ソムリエ呼称資格試験でのみ実施される、最後の戦い
サービス実技試験対策について
結論、初心者の私はヴィノテラスワインスクールのサービス実技対策講座を受講したが、今考えると1次試験と同じく
ワインスクールの講座を受けなくてもいけんじゃね?てな見解です
なぜなら、サービス実技の最新情報や実演動画などは受験生ならソムリエ協会が配信している動画でも見ることが出来るし、ふつうにYoutube動画で要点などをチェックできるからです
この記事ではソムリエ3次試験サービス実技試験対策で役立つ情報を体験談も交えて解説していきます
サービス実技試験の実演動画や最新情報など
まずは実演と解説動画でわかりやすいのはコチラ↓
大まかな流れは動画で確認しましょう
また、ソムリエ協会の教本には
- パニエを使用した赤ワインのサービス
の項目があるのでチェックは必須です
協会がどのポイントに重きを置いているかを予習することは受験生として必ずやっておかなければならないこと
2022年度以降の試験において注意すべきことは
全ての作業を目の前に置かれたトレー上で行わなければならない
という項目が追加されたことです
今年度よりサービス実技はトレーの上で作業をしていただきます。トレー使用は、テーブルクロス交換(汚れによる)を省くことによる受験者の待ち時間の短縮を図ると共に、より公平な条件での試験実施、ひいては環境保全への留意を目的としております。
引用元:ソムリエ協会HP
これは必ずチェックしておきましょう
「ここにおいてはいけない」とか「こういうのはセーフ」とか、出題側がアウトとセーフを明確に言っているので超重要です
詳細はコチラ
ちなみに協会のページの写真で、トレー上のパニエに入っているのは赤ワイン
ということは
- 赤ワインのデカンタージュであることはほぼ間違いない
※試験で使われるトレーの詳細まで公開していますので、トレーのサイズ、形状などを必ずチェックして練習するのも必須ですね
- トレー詳細
•品名:Cambroノンスリップトレー長角
•素材:FRP(繊維強化プラスチック)
•サイズ:380×515mm(外寸)/345mm×475mm(内寸)
•色:タバーンタン(茶)
「とみわいん」でお馴染みの富田葉子さんがトレー上でのオススメの並べ方を公開されています。これも練習に役だつのでチェックしましょう
※参考記事
【2022年】から導入される3次試験の下敷きトレーで協会の発表を踏まえてベストな並びを考えてみました
他には、本年度のサービス実技試験対策に関するYoutube動画もあります
以上
ここではそれを踏まえた上での注意点をまとめました
結論、人によってサーヴの手順に微妙な違いはありますが、大まかな流れはほぼ一緒
- でも、加点ポイントと減点ポイントは存在する
これについて検証していきましょう
※この記事はサービス実技試験内容が「赤ワインのデカンタージュ」の場合を想定したものです
完璧に対策したい人はワインスクールのオンライン講座などを受けるのももちろんおすすめです
合格率95%の実績!
サービス実技で不合格になった実例とは?
ほとんどの方がクリアするサービス実技試験で不合格になった実例があります
不合格と書いて「格が合わず」
私のまわりでは、サービス実技試験で不合格になった方が2人いました
ひとりは
「まぁ、絶対合格しますからダイジョブですよー」とアロハと短パンでほとんど練習せずに余裕かましていた人
もう一人は
「会場のアイテムを取るときに我先に奪った」人
※現在の試験は一人ひとりの後ろに一人ひとりのアイテムが揃えられています
※以前は試験に使うツールが1グループで1箇所にまとめられていたらしい
結論、不合格になった方々に共通するなと感じたこと
- あからさまに態度が横柄(自信たっぷりだけど相手のことを考えていないし、ほとんど我流で明らかに練習してきていない)
- 他の受験者より、ワレサキにアピール(気遣い、譲り合いのマインドが欠けている)
つまり
適当に練習してきた、もしくはほとんど練習していないのがあからさまに伝わったり
自分のことしか考えれないとかは
サービスのプロとしての基準に達していない
という判断を下されることになる
ソムリエのバッヂをつけるステージではないな、この人は
とレッテルを貼られたのと同じことになります
これは時代を超えて重要なポイント
せっかくここまで来たのに、最後の最後で落とされてしまうなんてもったいなすぎる
あと考えられるのが、単純に
練習不足
一所懸命練習してきたのが感じられると
大体は合格させてくれる試験、てのがサービス実技
だから、現場で慣れている人とかも含めて
やっぱり最後まできちんと試験対策しなきゃね
だって
みんなに認めてもらえるワインのプロ一年生になるために頑張ってるんだから
てことで
経験上、練習で忘れがち、つまり実戦でも忘れる可能性が大きい、減点ポイントをまとめました
サービス実技試験で忘れがちなポイントとは?(減点ポイント)
ここからは試験の流れで忘れがちなポイントを列挙
練習しているうちの何度かに一回忘れてしまうヤツ
コレを忘れちゃうと減点ポイントになる
実戦で忘れがちなポイント
グラスを上にあげて汚れを確認する
ライトつけ忘れ、消し忘れ
瓶口をペーパーで拭くタイミング
グラスを上にあげて汚れを確認する
ワイングラスをトレイにグラスを乗せるとき、グラスを上にあげて汚れがないか確認する作業が必要です
- トレイにグラスを置く前にグラスの汚れ等がないか確認するタイミング
の場面
これ、地味に忘れがち
最初にグラスを持ったら上にかかげる癖をつける
ライトつけ忘れ、消し忘れ
これは気づいた時点でつけときましょう
多分、どのタイミングでも結局怒られない、てか、つけとけば減点にならない
あと、デカンタージュの流れとライト消灯をセットにして癖づけて練習すれば自然にいける
要は、回数
とか根性論になるけどね
ライトだけに、ライトな結論
デカンタージュの動作までに気づいたらライトつけておく
てか、ライトをつけるタイミングの基準なんてぶっちゃけないので、いつ点灯してもいいでしょう
瓶口を拭くタイミング
瓶口の汚れをペーパーで拭くタイミング
これもまぁまぁ忘れがちなポイントです
タイミングは2度くる
キャップシールをはがした直後
ソムリエナイフでコルクを抜き、コルクを確認して試飲するグラスにワインをいれる直前
気をつけていても、どっちかを忘れることが多いので注意しましょう
拭くタイミングの前の作業の時に、「次、拭く!拭く!」とセットで癖づける!
拭いたペーパーはポケットにその都度いれるのも忘れないでおきましょう
キャップシールも取ったらポケットにすぐ入れちゃいましょう
サービス実技試験のその他の重要ポイント
これも大事です
その他の重要ポイント
ワインはなるべく動かさず、パニエを動かす
おそらく若いワインが出題されるので、最後までデカンタに注ぐ
退室する時は必ず挨拶し、部屋を出るまで自身の所作に気を抜かない
ワインはなるべく動かさず、パニエを動かす
いかにワインをていねいに扱っているか
という点が、試験的に重要視されています
なので、パニエにワインをいれる際
ワインを縦横無尽にグイグイ動かすのはNG
ワインは動かさずパニエを動かしてワインを迎え入れる
これ地味に大切
試験官の目線に立ったときに、あまりにもワインが動いていると
おいおい、ワインを雑に扱うなよ、それ高いワインだったらちょっとやべーぞ
てことです
ワインを精密機器のように扱おう
おそらく若いワインが出題されるので、最後までデカンタに注ぐ
これには失敗談があります
私が受験した2021年度試験において、このワインをデカンタージュしなさい、と出されたワインが他のサイトで紹介されていますので参考まで
ヴィンテージは2019
要するに、受験年から数えて「若いワイン」の部類に入るワイン
瓶型は過去の例にもれずボルドー型、てかボルドーワイン
田崎ソムリエ協会会長プロデュース?のシャトーらしい
私が重点的に練習していたのは
ボトルの液体を少しだけ残す練習
ボトルに水を入れ、何度も何度も「少し残す」練習をしていました
コレはワインに澱(オリ)があった場合に意味をなすのですが
それを本番でもやっちゃった
となりの受験者たちはワインを全てデカンタージュし
- 若いワインなので澱(オリ)はございませんでした
と言っていたのに、私だけちょっと残してしまった
本番の緊張のあまり、そんなことはぶっとんでしまってた
しまいには試験官に
- 「ちょっと残ったワインをグラスに注いでいただけますか?」
と聞かれる始末
ついにここで落とされるのか?…
その時は絶望しました
でも結果合格だったので、今となってはいい経験になりました
したがって
そもそも古いワインとかは出されない
とフんでおいた方がいいでしょう
全国の受験者1人1人に1本用意をしなければならないから単価の高いワインは出せないだろうし
試験が終わったら、各自持って帰ってください、てな感じだったし
本年度はどうなるのか、ソムリエ協会しか知り得ませんが
若いワインが出る確率は高いので、試験当日がその想定であれば全部デカンタージュする!というのを基本スタンスとして持っておきましょう
もちろん、年数のたったヴィンテージを想定して行ってください、とかのパターンももしかするとあるかも
退室する時は必ず挨拶し、部屋を出るまで自身の所作に気を抜かない
自身の試験を振り返って、実は大事だったのかな、と感じること
- 退室するまでの所作を見られている
一連の流れが終わり、試験を実施する部屋から退室する際、3人の試験官に対して「ありがとうございました」と挨拶をしてから退室しました
その時、3人の試験官が、受験生全員が退室するまでジーっと観察されていたのが印象的でした
そして、退室する寸前、私のご担当の試験官の方が採点用紙に○印をつけはじめたのがチラッと見えました
受験生の中には試験官に挨拶せずに退室されていた方もいたので、ここは最後の最後まで気を抜かずに自身の所作に気を配りましょう
- 試験官は大事なお客様
というスタンスで最初から最後まで試験に臨みましょう
練習アイテムのかしこい揃え方【効率よく準備しよう】
次に、試験練習に際していろいろ揃えたとき、100均で充分、てなアイテムも多々あったので検証
無駄にお金をかけずに効率よく勝ち取ろう!
あなたがレストラン勤務であったり、お知り合いにワイン関係のプロの方がいる場合は、サービス実技試験の練習に必要なアイテムを揃えることにそれほど苦労はしないかもしれません
私の場合、レストランではなく卸会社勤務なので、ワインはたくさんあるけどデカンタージュのアイテムなど全くありませんでした
そこで、各アイテムを揃える際、
100均でも充分代用可能じゃね?
てなアイテムが結構あったのでそれぞれ検証していきます
デカンタ(デキャンタ)
結論
100均のガラス容器でも充分
ここでの注意点はカタチです
本番では以下のようなカタチのデカンタが用意されていますので、できるだけ同じような容器を選びましょう
瓶口付近が細くなっていないものは避けましょう
私の場合、ぶっちゃけまともなやつ購入しました
でも購入したあと、100均で発見した…
だから100均のガラス容器でも十分
でも、合格後、会社に寄付したので
今後ソムリエ資格にチャレンジする後輩たちのために役に立っているのでよしとしよう
パニエ
私の場合、当初は会社の同僚がオリジナルパニエを作ってくれました
ワインの1本箱(ギフト用の箱)に、新聞紙をまるめて傾斜をつけて
でも、練習には十分!
非常にありがたかったです
100均でもワインが1本入る箱とか売ってますよね
コスパを考えるならそれでいい
でも、あなたが気合い入ってるなら購入しましょう
ちなみに私はのちのちこういうの購入しました
同僚の作ってくれたアイテムが悪かったわけじゃないですよ
素人の私は実際のアイテムをどうしても見たかったし、本番の雰囲気に少しでも近づきたかったから
これも合格後会社に寄付したので、今後試験を受ける人に役に立つだろうからヨシとしました
デカンターとパニエに関しては他に
ワインスクールの講座とセットになったものもありますので情報として載せておきます
グラス
グラスに関しては、2次テイスティング試験勉強の際に購入した方も多いと思うので参考程度に
これは適当なワイングラスで練習しない方がいいです
このテイスティンググラス(国際規格INAO)に慣れておく、ってのはもちろん、試験後も使い勝手の良いグラスだしね
トーション
個人的には東急ハンズで購入しました
ネットでもありますよね
赤ワインのデカンタージュなので
基本的に汚れます
- 練習用に何度も使う一枚
- 本番用に未使用のもの一枚
を分けておいた方がいいでしょう
100均でもあるのならそれでいい
エプロン
これは別に買わなくても家にあるか、実家にでもありそうですよね
ただ
ポケットがついているモノ
に限るってのが注意点
ソムリエナイフやはがしたキャップシール、使用済みのナプキンをスッと入れることができるサイズのポケットが望ましいです
こんなのもあります
これもお金をかけなくていいですけどね
スーツか普段着か
協会がいうには
日常で使っているユニフォームなどで来てください、というニュアンス
私の場合、上のソムリエエプロンをネットで購入したが、結局スーツで臨んだ、て経緯があります
だから飲食店勤務の方などは日常のユニフォームがあればそれでいいです
実際、お店のユニフォームで受験されている方もたくさんいました
でもデニムとかチノパンとか、まぁ、ポケットあるけど普段着みたいなので試験に臨むのはやめといた方がいいという感覚はあります
サービス実技講座の講師もそう言ってました
お盆
コレは結論、「ザ・お盆」でいいでしょう
ウチにアルミ?ステンレス?のお盆なんか、店やってる人でないとないですよね
お盆など、探せばあるでしょ!
なければ、100均で探す
雑な説明ですいません…
ライト
これに関しては苦い思い出があります
ネットで適当にペンライトを購入し、ウキウキで実技練習するぜ!ってやっていたところ、
このライト、立たんやないかい!
そう、そのライトは
自立式ではなかった
で、もっかい買うハメになった
これを購入しましたが、ちょっとデカめです
コスパ良く購入するなら、100均で自立式のペンライトを探してみたらいいと思います
小皿
これはもう、お金をかけなくていい
家にある小皿でもいいし
私の場合は100均のアルミ小皿を何枚か購入して練習しました
シート
抜栓の練習や、デカンタージュの練習の際
地味に必要だったのが
下に敷くシート
コレはワインや水がこぼれた際に役に立ちます
レジャーシートなどで十分
なければ100均でも何でもいくらでもありますよね
ソムリエナイフはどう選ぶ?
愛用のソムリエナイフを持っていますか?
持ってたらそれでいいですよね
3次試験まで来た人はほとんど自分のソムリエナイフは持っていると思います
持ってない?
それはまぁまぁ、問題です
初心者、もしくはあまり使い慣れていない方が臨むなら
ダブルアクションがおすすめ
ダブルアクションとは、コルクを2段階で引き上げていくタイプのソムリエナイフです
私もこれを購入しました
ただ、普段から使い慣れているソムリエナイフを既に持っている人はそれで試験に臨んだ方がいいですよ
私は合格後
シャトーラギオール
を合格祝いに社長からいただいた
それはご褒美
ただ、ずっとラギオールなど高級ソムリエナイフを使っている人を除いて
- 試験でのパフォーマンスは見込めない
試験対策的に購入するのはNG
つまり
- ラギオールなどの高級ナイフは初心者には使いづらい
それは合格してから検討しましょう
ただ、この機会にどうしてもシングルアクションをマスターしたい!という方にはこの動画も非常に参考になりますので紹介しておきます
以上、少しでもお役に立てれば嬉しいです
健闘を祈ります